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Crowdfunding 2023年9月 気になるプロジェクト①
どうも、Duckです。
最近、X(旧Twitter)の方でボードゲーム関連のクラウドファンディング情報の発信が止まっておりますが、元気です。
何があったという訳ではありませんが、あまりクラウドファンディング関連のサイトを見ていないのはあります。
とはいえ、X(旧Twitter)を眺めていると刺さる作品情報が洪水のように押し寄せてくる訳です。
そんな数多あるゲームの中から私が絶賛支援中のプロジェクトをご紹介します。
もし、気になった方は支援してみても良いかもですよ!
【Railways of the Lost Atlas】
![](https://assets.st-note.com/img/1695641319612-4MfU4MEZ1K.jpg?width=1200)
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:120〜300分
メカニズム:Auction, Investment, Modular Board, Network and Route Building, Ownership, Stock Holding, Tile Placement, Variable Player Powers, Variable Set-up
BGG Weight:不明
デザイナー: Kevin Delger, Jacob Schacht
アーティスト:Studio Delger
パブリッシャー:Asterisk Games
クラウドファンディング:Kickstarter
キャンペーン期間:9月5日~9月29日
参考リンク集:
https://www.kickstarter.com/projects/asterisk-games/railways-of-the-lost-atlas
【概要】
モジュラーボードによってプレイするたびにプレイ間を楽しめる、一風変わった18xx系の作品。
プレイ時間と遊べる人数の幅はBGGだと120~300分、2~5名迄となっていますが、これは選択するルールによって異なるようです。(後述)
デザイナーはKevin Delger氏とJacob Schacht氏の2人。
2人とも今作が初めて製作したボードゲームとのこと。
ゲームの下地となった18xx系自体はルールのベースがある程度固まっているため、そこまで心配していません。
ですが、モジュラーボードによるマップ生成だとゲームバランスが崩れる可能性もあるのではないかと思うので、気になるところです。
アートワークを担当したのはStudio Delger。
ここは特定個人ではなく、事務所としてイラストを作成しているようです。
シンプルながも18xx系っぽさは損なわれておらず、落ち着いた色合いがオシャレな雰囲気で最高ですね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117232497/picture_pc_201a61c180fda83344b647f2ed37d8c4.png?width=1200)
パブリッシャーのAsterisk Gamesはお察しの通り、今作が初のプロジェクトとなります。
そのため、本当に完成するかも含め、覚悟ある方のみ支援されることをオススメします。
少なくとも予定通りには来ないと思った方が良いかなとは思います。
【特徴】
本作では従来の18xx系の作品とは異なる要素が1つあります。
それは最初にも少し触れたモジュラーボードです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117388233/picture_pc_973ab993e69813712686e3dbe24d456b.png?width=1200)
通常、18xxは既存のMapがあり、そこにタイルを引いて線路を伸ばしていきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117388334/picture_pc_384915707a7ba6b39990ceb4b2670512.png?width=1200)
現実に即したMapも多いことから駅や山の位置は決まっており、没入感や戦略の立て易さといった点ではとても良いと思います。
一方で、複数回遊ぶうちに良くも悪くも定石のようなものが生まれてしまい、似たような路線図が生まれてしまう場合もあると思います
本作では、Mapがモジュラーボードにすることでリプレイ性が向上しています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117389948/picture_pc_db48ed4fc986c35c6e71700893472008.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117390017/picture_pc_b81159bad38cdeab897a5a85152ad4d2.png?width=1200)
配置に制限はあるものの、Mapを1から作り上げられるのは遊ぶたびに違う展開、ドラマが生まれそうなところが魅力的ですね。
自由度が高過ぎて若干ゲームバランス面での不安はありますが、私はそれも込みで愛せそうな気がします。
18xxと言えば1プレイが長時間(6時間以上)になるゲームが多いことも有名です。
好きなゲームを心ゆくまで遊びたい!
そんな方にとっては楽しくて仕方ないのかもしれませんが、1プレイの長さから敬遠されてしまう要因でもあります。
近年では『18Chesapeake』や『Shikoku1889』といった18xx系の中でも割と短時間(3〜4時間)で終わる作品もありますが、まだ選択肢としては少ないように感じます。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117390613/picture_pc_1ab39251f0457cebb800d1ff08d921d5.png?width=1200)
そんな中、本作はマイクロ、ショート、ロングの3種類のモードにより、幅広い層が楽しめる作りとなっています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117390912/picture_pc_c23e7459cb1e525279370054c870fca8.png?width=1200)
具体的にはマイクロゲームが1~2時間で3人迄、ショートゲームが1時間半~3時間で4人迄、ロングゲームは2時間半以上で5人迄プレイが可能となります。
これは私的にもよく遊ぶ仲間を沼にひ…もとい、18xx系のゲームを紹介し易くなるので、待ってましたといった感想しかありません。
私的な注目ポイントとしては、複数の組み合わせが可能な小企業です。
小企業とは競りで手に入る個別の能力を持つ企業のことで、これらの企業を状況に応じて合併することによって、元となった企業の能力を持った大企業へと進化させられます。
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本作には12もの小企業があるため、この組み合わせを考えるだけでも相当楽しいのではないでしょうか。
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【その他】
早期で支援すると割引となるプレッジもありましたが、現在選択できるのは複数個支援するもの以外だと$70のみ。
アドオンが存在しないのは支援者的には少し寂しい気もしますけど、一方で確実にプロジェクトを完遂させる強い意思を感じますね。
ストレッチゴールはほとんど達成されていません。
せめて、$100Kは達成してもらいたいところです。
![](https://assets.st-note.com/img/1695916786246-xZnQt1cOtB.jpg?width=1200)
送料は$29と決して安くはありませんが、妥当性のある金額なように感じています。
![](https://assets.st-note.com/img/1695917339094-PvDTPl4Ddk.jpg?width=1200)
人数が集められるならグループプレッジにして少しでも送料を抑えるといった手もありですね。
【まとめ】
今回は一部で話題の『Railways of the Lost Atlas』をご紹介しました。
「18xx系のゲームに興味はあるけど、ハードルが高過ぎる」と感じている方にとっては選び易いタイトルになりそうな予感がするので、是非支援を検討してみてはいかがでしょうか。
今回の記事を通して、少しでも本作に持ってもらえたら嬉しいですね。
では、次回の記事でお会いしましょう。