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The Shipwreck Arcana レビュー

本日は、私が初めてKickstarterで支援した作品、『The Shipwreck Arcana』をレビュー。

短時間でサクッと遊べる作品なので空き時間に最適です。

【The Shipwreck Arcanaってどんなゲーム?】
プレイヤーは占い師となって未来に待ち受ける恐ろしい運命を回避するため、仲間と協力する推理ゲームです。

◯準備
まず、中央に4枚のアルカナカードを表向きで並べ、山札を上におきます。
次にアルカナカードの左端に時間カードを配置します。
時間カードの0の位置にスコアトラッカー(緑色)、遊びたい難易度の数字に破滅トラッカー(赤色)を置きます。
同じ色の数直線トラッカーを各プレイヤーの前に並べてもらってから、運命トークンをトークンバックに入れたら準備完了です。

◯手番にできること
次の順番でゲームが進んでいきます。
①運命トークンを引く
手番プレイヤーは手元の運命トークが2個になるまで引きます。

このとき、引いた運命トークンは他のプレイヤーに見せてはいけません。

②運命トークンをプレイする
2枚引いた運命トークンの中から1枚選びます。
中央にある5枚のカード(時間カード含む)の中から選んだ運命トークンと条件が合致するカードを1枚を選択し、カード効果に従って運命トークンを表向きでプレイします。

③予測する
他のプレイヤーは、手番プレイヤーの手元に残した運命トークンを予測します。
このとき、手番プレイヤーの前にある数直線トークンを予測のメモ代わりにすることができます。
予測しない場合、⑤消失の確認を行います。

④予測を解決する
予測が正しければ、スコアトラッカーを1つ進めます。
逆に間違っていた場合、破滅トラッカーを1つ進めます。

⑤消失を確認する
アルカナカードが消失していないかを確認します。
アルカナカードの前に置かれた運命トークンにある点の合計がカード下部の月の個数を超えたとき、カードは消失します。
例えば、アルカナカード『high odds』なら月は3個あるため、ここで配置された運命トークンが『5』だけなら点の数は超えておらず、消失とはなりません。

しかし、下の写真のように他の運命トークンが配置されていた場合、点の数がカード下部の月の数を超えるため、消失となります。

消失するとカードは裏返し、プレイエリアの下に移動させます。

裏向きになったアルカナカードは1回だけ使える強力な新しい能力を得ます。
発動タイミングはカードによって異なるため、注意が必要です。
カードが消失すると、そのカードの前に置かれた全ての運命トークンはトークンバックに戻ります。

この手番での運命トークンの予測が成功していない場合、破滅トラッカーを2つ進めなければなりません。
最後にアルカナデッキの一番上からカードを1枚引き、プレイエリアの空いたスペースに配置します。

◯ゲームの終了
スコアトラッカーが7に到達すれば、プレイヤー側の勝利。
逆に破滅トラッカーが7に到達すると敗北となります。

【オススメポイント】
・ルール簡単
簡略的に説明した部分もありますが複雑な処理もないため、ルール説明は簡単。
基本は数字当てゲームなので、そういう意味では何をするのか明確なのも分かり易い理由だと思います。

・短時間で遊べる
長考するなら話は別ですが、基本的にそこまで時間の掛かるゲームではありません。
掛かっても30分程度だと思います。
私は重量級のゲームで遊ぶことが多いため、その合間に頭の体操みたいな感じで遊んでいます。

・特徴的なアートワーク
タロットカードを意識した特徴的なアートワークが素敵です。

カード名の特徴を捉えた、どこか神秘的なカードの数々はとても魅力的です。

・予測が楽しい
他のプレイヤーが何を持っているのか、予測を当てるのが兎に角面白い。
時間を掛ければ予測はできるのですが、あまり時間をかけ過ぎると破滅トラッカーが進んでしまうため、最低限の情報を元にクリアを目指さなければなりません。
このバランスがなかなか絶妙で、クリアできるかはいつもギリギリです。

・難易度設定でリプレイ可能
破滅トラッカーのスタート位置を調整することで、4段階の難易度調節が可能です。
簡単な難易度に慣れたら、高難易度でプレイしてみても良いかもしれません。

【気になるポイント】
・テーマが抽象的過ぎる
ゲームのテーマが抽象的過ぎて、イマイチ没入感に欠けるように思いました。
危機的状況なのは分かるのですが、イマイチどんな状況なのか分かりません。
もう少し設定を細かくしてもらえた方が個人的には好みです。

【まとめ】
今回は私が初めてkickstarterで支援した『The Shipwreck Arcana』をレビューしてみました。
普段、あまり協力ゲームはプレイしないのですが、なかなかオススメの作品です。
是非、機会があれば遊んでみてくださいませ。

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