さいとう寿

何が合っても大丈夫だから湧き出てくるものを大切に。愛とユーモアを持って駆け抜けるよ! …

さいとう寿

何が合っても大丈夫だから湧き出てくるものを大切に。愛とユーモアを持って駆け抜けるよ! どんな感情も出していい! 若年性認知症になってひたすら我が道を駆け抜けた母と、生まれつき我が道しか見えていない父の間に生まれた末っ子のいつか旅立つその日まで日記。応援よろしくお願いします!!!

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わたしのnoteについて。自己紹介します!

訪れて下さりありがとうございます。 生い立ちわたしは1979年生まれ。 3人きょうだいの末っ子として生まれました。 あっという間の中にもいろいろなことがありましたが、振り返るとあっという間の43歳です。 北海道で暮らしています。 北海道で暮らして12年が経ちました。 東日本大震災を東北の地で経験しました。幼かったこどもと共に成長しました。 今は夫とこども3人、家族5人で暮らしています。 心が喜ぶこと 音楽を聴くこと 絵本を読むこと 絵本を見ること 映画館で映画を観る

    • うふっふー 夢の中へ

      少し前の夜のことなんだけど、 夫婦2人だけで 夕飯を食べることになった。 どうしてそうなったのか、 もう覚えていないのだから、 今のうちにこの気持ちを残しておきたいなと思ったわけで。 私にとっては泣ける話。 行きたいと思っていた 広島焼きの店がお休みで 行き先は急遽、魚屋さんがやってる近くの居酒屋。 なんでか最近、 夫が選ぶものが私にヒットする。 この日は アジフライ。 私が注文した焼魚定食よりも 今日イチ美味しかったのは ふわふわのアジフライ。 サクっ!ふわっ!

      • 涙のクリームソーダとチョコレートパフェと笑うレモネード

        今年の6月、 何十年か振りに東京へ行った。 友人の会社の周年パーティーに参加するため、19歳の娘とおめかしをして、虎ノ門にあるホテルの54階から東京タワーと東京を眺めた。 初めて五つの星を格付けされたホテルへ 連日の風呂上がりのフェイスパックで毛穴まで整え、いざ出陣じゃ。 パーティーへの参加の目的の大半は、 美味しいご飯と美味しいお酒を浴びる(ほぼ下戸寄りだが酒は好きだ)こと、、 それよりも、 今年2月に旅立った母が生まれ育った東京の街を、天空に近い場所に立って眺め

        • あなたには価値がある

          ただいるだけであなたには価値がある。 それを言い続けてくれていたのは 母だ。 私には 3つ上の姉と359日上の兄がいる。 兄は4000gを超す体重で生まれたので、 359日後に3200g程で生まれた私は 「お母さん!もういきんじゃダメーー!!」 という、看護師さんの叫びの中 勢いよく出て来たらしい。 超がつくほどの安産を成し遂げた母は 時間が経つにつれ、 回復も早かったようで、 「あぁ、退屈、暇すぎる!!!」 と、ベッドに仰向けになり 両脚を天井に向かって上げて

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        わたしのnoteについて。自己紹介します!

          死んでみないとわからない。

          どうも、ご無沙汰をしておりました。 先月の19日に、 私をこの世界に生み出した、 母親という、 人のカタチをした塊が、 この物質の世界から旅立ちました。 私が生きている以上、 その存在が 私のこの世界からいなくなることは 無いのだけれど、 もう、母が眠っていた病室に会いに行くことは無くなって。 寒空に陽射しが光る中 病室で1人でいる間に その時を選んで 静かに この世界での時間を終えました。 そっと ささやかに お先に失礼しますと言う感じに。 母親が発してい

          死んでみないとわからない。

          母が死ななかった理由は、私が時をためることだった〜喪服選び編〜

          母は死ななかった。 「いつどうなってもおかしくない状態です。ですので、いつでも連絡が取れるようにしておいてください。」 そう父宛に病院から連絡が来ても、 幾夜が過ぎても、  母は死ななかった。 それから、もう、1ヶ月以上が過ぎている。 「肺の炎症が治らないから、抗生剤を投与しているけれど、一定期間を過ぎたら投与はできません。後は本人の体力がどこまで持つか...」 「病院から、まー、そう言われたから。 とりあえず、そういうことだから。」 電話口から聞こえる父の声

          ¥300

          母が死ななかった理由は、私が時をためることだった〜喪服選び編〜

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          ひとりは寂しい?を問うた先にあったものとは

          実家暮らしも3週目。 人生の43年目の後半戦が 父と老犬と私の3人の、 このシチュエーションとは。 誰も想像がつくまい。 誰がって、毎日私が1番驚いている。 朝は必ず老犬のフローリングを歩く爪の音に起こされる。 携帯のアラーム音に 「フローリングに動物の硬い爪が当たる音」 が、あったら、相当な確率で早々と目覚められると思う。 自分の尻尾を追いかけて、くるくると回る時の足音ならば尚更。 カッカッカッカ カッカッカッカ 夢見心地の爪の音が聞こえる。 時計の針は、5

          ひとりは寂しい?を問うた先にあったものとは

          こたえ合わせ

          これよりも前にも、父とのエピソードはいくつか記しているが、この人のネタが切れることが無いというのがやけに私の心を動かしている事実で、 何か複雑な"不思議"なのだ。 どうしてだろう。 仕事ばかりして来た父の姿が私の記憶をほぼ埋めているというのに、その僅かな隙間にいる"父"が確立されたキャラクターとして登場してくるのは、、、どうしてだろう。 幼い私が、あまりの共有できる時間の少なさに、もっとこうして欲しかったというその願いがこうしてペンを動かすのか。 適当にあしらう言い方

          こたえ合わせ

          やりたいように生きてみろと老犬は吠えて甘えて忙しい。

          東日本大震災が起きて その翌年 宮城県から実家に柴犬がやって来た。 名前は BRAVE。 「勇敢な」と、父が名づけた。 名の通り、 とても勇敢に立ち向かう姿を、毎日何度も見せてくれる。 老犬であるが故の、 見えないとか、気づかないが日々の7割くらいを占めているようにも見えるが、何かの気配に気づいてしまったら本能が掻き立てられる、習性というやつが、とにかく魅力的。 犬種の特性で 縄張りを守ることと、 主人を愛し続けることに とにかく毎日必死に生きているようで、 のそ

          やりたいように生きてみろと老犬は吠えて甘えて忙しい。

          ぼんやりとした中に見えるヒカリ

          あなたの声を聞けなくなって、 もう、ずいぶんと経った。 願はくは、さりげなく私の名前を呼んで欲しい。話しの続きを始めるかのように、さりげなく。 私は美味しい珈琲を見つけたと言ってお湯を沸かすわ。 結局のところ思い出すのは、 その、日常なのだ。 大好きな花を飾ろう。 好きな色は変わらず、赤でいい?

          ぼんやりとした中に見えるヒカリ

          今宵あなたに好きと言えたなら

          あなたは 遠い星を輝かせて 私に返事を聞かせてくれるだろう 今宵あなたを待ち侘びて 眠ってしまったら 暑い暑いと寝返りを打つ私に 窓の隙間から 少しだけ 風を吹かせてくれるだろう 今宵あなたに会いたいと 願ったら たしかに今ここに 人の気配がしたんだもん! 絶対に誰かいたはず! と、私に言わせて 不思議な人だと 誰かを笑わせ あなたを思い出させるだろう 今宵あなたのことを 想ったら いつまでもあたたかい涙が溢れるの それはあなたに愛されていた証だと 私が深く深く感じるま

          今宵あなたに好きと言えたなら

          わたしはわたし

          こんばんは 今日もおつかれさまです。 ここ数日 とても忙しく過ごしています。 今日は娘の病院に付き添いをして 帰りの地下鉄に揺られながら あぁー 疲れたなぁ 心が忙しいかもと 感じました。 心が忙しいと 心の中の余白がどんどん 無くなって行くので、 ふとした事にイライラしたり、 落ち込んだりしやすくなります。 今は土用だから? なんだか 感情が特に忙しい。 だから、 敢えて 今の感情を記したいと思いました。 こういう時はどうするか。 自分ひとりではなかなか上がれ

          わたしはわたし

          私という人へ

          最近 泣いたり 落ち込んだり 疲れたり 眠れなかったり 叫んだり ぶつぶつと独りごとを言って 夜道を歩いていたり 誰かの発した言葉に 勝手に傷ついたり ネガティブな記憶を 思い出したりしてる 私へ。 私の心は、身体は 一体どうしたいと叫んでいるの? 鬱々となーんにもしたくないと ごろごろと横になっていても ちゃんと私の感情は動いていて、 生きている。 人間の感情には必ず ネガティブもポジティブも その両方ともがあって どちらもどちらかを支えていてくれる。 どちらかだ

          私という人へ

          いつもは当たり前にわかっている電気のスイッチが、今日はどちらが洗面所でどちらが風呂場かが混乱。一か八かで押した方が娘が入っていた風呂場だった。咄嗟に扉開けて謝罪。「目瞑ってたから大丈夫!目瞑ってたから大丈夫!」と洗顔中の閉眼の娘。やさしいは目を合わせなくとも伝わるのね。

          いつもは当たり前にわかっている電気のスイッチが、今日はどちらが洗面所でどちらが風呂場かが混乱。一か八かで押した方が娘が入っていた風呂場だった。咄嗟に扉開けて謝罪。「目瞑ってたから大丈夫!目瞑ってたから大丈夫!」と洗顔中の閉眼の娘。やさしいは目を合わせなくとも伝わるのね。

          それさえあれば。

          「突然の叔母さまの旅立ちのこと、驚きました。でも、なんかお別れの前ってそんなふうで、お別れの後にたくさんのありがとうが溢れる事が、仕事の上でも多かった気がします。 それならそうと言ってよ〜って言いながら、思いながら、その人の事をみんなで精一杯感じて考えて過ごせた事に、ありがとうがいっぱい込み上げて。さぁ、これからの人生、生き切りなさいよ〜!ってエンジンをかけてもらったような。 いろいろと思い出しました。 ○○さんの心と身体、大変お疲れ様でした。」 遠方に住む叔母さまの終の住

          それさえあれば。

          あの時の父への果たし状は、世界一のラブレターが父に届くための伏線だった。

          父、御年73歳。 父と書いてその名もMr.ポジティブ。 その男、数年前から20も30も、更には50歳以上も年の離れた年下の友達ができている。男女問わず。人類みなきょうだいのポテンシャル。相手になんと思われても構わない。共に笑い合えば友達だろ?の、とにかく前向きな男で。 先月も新しくできたカフェに、朝の7:00に、まだ出逢って24時間も経っていない友達を呼び出して、モーニングってやつをしていたらしい。 父は出逢いにとにかく好奇心旺盛で、いくつもの出逢いを何重にも重ねて育

          あの時の父への果たし状は、世界一のラブレターが父に届くための伏線だった。