自粛六尺 緊急事態宣言中にキャベツの季節が終わったみたいだ
緊急事態宣言が始まった4月はキャベツの出荷の真っ盛りだった。
私が住んでたまに散歩などをしているヨコハマの神奈川区といっても、北の方は緑区や港北区と隣接していて、丘陵履帯を切り開いた一昔前なら農村地帯だ。
流石に今どき田園風景は残っていないが、畑はそれでもほつれた住宅街のパッチワークよろしく残っていて、平時はなんとも思わないが、今は、農地の緑が散歩の目の保養をさせてもらっている。
キャベツが日本に入ってきたのは幕末かららしいので歴史は浅い。
異人がヨコハマの根岸、子安、生麦などの居留地で栽培を開始したのが始まり。ヨコハマは日本のキャベツの発祥の地だ。
キャベツ畑人形なんていうのがバブルの頃流行った気がする。
本当に流行ったのだろうか?広告代理店の罠だったのか?
正直同贔屓目に見ても可愛いとは思えない人形に、誕生日だなんだと色々とイベントをさせられて、服を着させてかわいがって・・・あれは何だったのだろう?
アメリカからやって来た人形だったはずで、欧米と日本人のキャベツ感の違いは歴然。メディアやテレビなどが取り上げた割に、流行りが長続きした記憶がない。
でも、キャベツっていうのはなかなかできた食べ物で、安価で手に入る割に食べごたえがある。
煮ても焼いても生でもうまい。
若くて貧乏なときにはキャベツばかり食べていた記憶もある。でも、不思議と痩せた記憶はない・・・(笑)
料理など全くできないオヤジとしては、今となっては店で食べるとんかつのツマ程度の存在だけれども、ヨコハマでこれだけのキャベツを生産しているところを見ると、需要は絶大なのだろう。
春キャベツの出荷も、ここ数日、どうやらこれが最後みたいだ。農家の人が必死に収穫している姿が見られる。
今が一番美味しい時期なのかな?キャベツの時期なんて意識したことがなかった。キャベツでも買ってきて炒めて食べてみようかなと殊勝なことを考えたりもする。きっとしないだろうけれども。
外出自粛が解除になったらとんかつでも食べに行こう。ちょっと楽しみだ。