台風19号一過のヨコハマパトロール　決戦は日曜日　日産スタジアム朝散歩　19.10.13 08:45

早朝、空前絶後の超絶怒涛な台風19号が過ぎ去った。
私が住む横浜は風こそ強かったが大した雨もふらず、すごい台風だったという印象はないのだが、山間部では驚くほどの降水量だったようで、河川がいたる所で氾濫して周囲を水没させている。箱根では１ｍ近い雨が降ったそうで、長野で新幹線まで水没している映像を見せられると、改めて最近の台風の威力を感じざるを得ない。

そんな台風一過の日曜日。今日は横浜国際総合競技場でラグビーワールドカップ予選D組、日本VSスコットランドのどちらも1次リーグ突破をかけた決戦が行われる。台風のスピード次第で一時は開催が危ぶまれ、スコットランドの監督からは、日本は意図的に試合を中止にしようとしていると取れるような発言があり、確かに試合が中止になって引き分け扱いになるとポイントで下回るスコットランドは予選敗退ということになるのだが、それも戦術。それまでにポイントを稼いでおかなかった自分たちの判断ミスだろと思っていたりもした。

しかし、台風は列島に大きな爪痕こそ残したがとりあえず過ぎ去った。
横浜の朝、空は青い。試合の中止、開催のアナウンスはまだない。心配になって横浜国際総合競技場までやってきた。
最寄りの小机駅までバイクで来たが、駅前のすき家やコンビニは営業を自粛している。街は閑散。安全こそ第一だ。
駐輪場にバイクを停めてスタジアム側へと駅をこえる。道路に雨の跡すらない。関係会社の人が壊れたのか新設なのか監視カメラを電柱に設置する工事をしている。こんな時間から・・・。

競技場はどうやら無事なようだ。この時間はまだ規制がされておらず結構なところまで近づける。警備員が独り仁王立ちをしてそれ以上の侵入許さないところまで行く。台風の被害を受けないようにと設営されたテントは鉄骨のみにされて布は全て取り除かれている。おかげでテントに被害はない模様。これから幕の貼り直しだろう。
新横浜駅側まで回り込むと、会場周辺のファンゾーンの再開工事が必死に行われている。
あぁ、みんなやる気なんだ。少し胸が熱くなる。

流域を流れる鶴見川は、競技場のすぐ脇新横浜公園まで水浸させている。遊水機能のためそうなっているのだが、おかげで競技場は無事守られたようだ。

時間がたつにつれて警備員の数が増える。もう少し離れたところまで規制がされるのももうすぐだろう。

はたして、日本ラグビー界悲願の1次リーグ突破はなるのか。
シックスネーションズであり、ティア1でもあるスコットランドの前に屈するのか？
運命の試合は今日の夜。開催は間違いなさそうだ。

グランドの排水や整備。夜を徹しての台風対策。今も続く設営作業。
全てはこの一戦を行わせるために。選手の今までの苦労に報いるために。

つい数年前まで偉大なるアマチュアスポーツであった日本のラグビーがここまでになるとは・・・

奇跡は起きるか、歴史を変えられるか、試合開始の時間は刻一刻と近づいている。