伊那出張編 歴史博物館で絵島の囲い屋敷を見物 21.10.09_10:30
江戸時代、絵島生島事件の大奥大年寄絵島が流されたのがここ高遠。
大奥最大のスキャンダルとされているが、将軍の世継ぎ問題や大奥の政治的な諸々に巻き込まれた絵島もいい迷惑だったろう。
以前、映画大奥で仲間由紀恵が演じていたことは記憶に新しい・・・くもないか(笑)
でも、この事件に巻き込まれて三宅島に遠島になった役者の生島新五郎はもっと迷惑だったろう。
そんな絵島が流されて囲われていた屋敷が歴史博物館に復元されている。
こんな山の中で流人の生活・・・といっても、テレビもインターネットも無い時代。
江戸の権勢の中心にいない限り大して変わりはない気もするけれども。
まして、絵島は高遠に流されて27年も生きたらしい。
囲い屋敷といっても警備の部屋と合わせるとそこそこの広さ。
ここでご飯の心配をすることなく暮らし、江戸時代とはいえ60まで生きたらしい。
日々農に生き、税に苦しんだ民にしてみればいい気なものと感じたろう。
将来に華々しいなにかを期待できない今に生きる自分にしても、そこそこ羨ましくもある。
とはいえ、何と変わりのない27年もの生活をどう耐え忍んだのだろう?
恨みもなくつらみもなく、日々を送った生活。
暮らしに苦労はなかったとはいえ・・・ねぇ。
史実通りに歌舞伎役者をたぶらかし、再現通りに仲間由紀恵ほどの美人だったのなら、そこそこいい感じに生活できていたような気もする。想像だけれども。
いつの時代も美人は得だからね。
美人の幸せの尺度って・・・ブサイクには計り知れないけれども。
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