【神奈川県伊勢原市】秋です。伊勢原日向の日向薬師参拝 24.09.29_08:50
伊勢原日向の彼岸花見物の後は、日向薬師に参拝。
日向の彼岸花群生地からは目と鼻の先。
明治の廃仏毀釈で多くの堂舎が失われてしまったが、彼岸花群生地の辺りは日向薬師の門前町であったことだろう。
数年前、再建工事を終えた本堂の薬師堂は今も見事で重要文化財。
平安の雅がダダ漏れだ。
何しろ、行基が開基したというから日本の古寺といってもいいだろう。
鎌倉期には頼朝が政子の安産祈願をして生まれたのが実朝。(大河ドラマの柿澤勇人ね)
また、娘の大姫(こちらは南沙良、藤式部の娘じゃない)の病平癒祈願に頼朝自ら訪れたとか。
実朝は無事に生まれたし大姫の病は回復したけど、長い目で見た結果は・・・
ま、そんなもんさ。
やがて祈願寺となり江戸時代には12坊をようする大寺院だったのに・・・明治政府の愚策のせいで。
堂宇は一つだけになって島たけれど、仏像は9体が重要文化財。
明治の廃仏毀釈により堂宇は失われて今の規模に。
それでも、相模の国の有数の古刹であることに間違いはない。