日向帰りに伊勢原で食べたとんかつ定食 いとう 21.09.23_12:45
日向の彼岸花を見て、日向薬師に参拝をして、車で伊勢原まで出てきて、どこかで飯でも食べようと街を転がしていると見つけてしまった。
道路に突き出た「ごはん いとう」の看板。
シンプルでいて力強いそのメッセージに思わずブレーキを踏み込んで空いている駐車場に車を止めた。
車だったので今ひとつピンとこないが、伊勢原の駅から近いような遠いような距離感、伊勢原大神宮あたりだ。和洋折衷のような店舗なんだけれども、暖簾に小さく食堂の文字。
今どき食堂をうたうなんてなかなかないんだよなぁ。と思いながら吸い込まれるように店内へ。
店内はL字に曲がった長ーいカウンターが厨房を隔てるのみ。
その向こうに店主と思しき中年男性。
おっちゃん一人で切り盛りしているのかと思ったら、母親らしい女性が途中で現れた。
なるほど、そういう営業体制なのか。アットホームだ。
メニューはカウンターに置かれたメニュー表と店の奥の黒板。
定番がカウンターのメニューで、今日のおすすめが黒板という棲み分けがされている。
そして、黒板のほうが圧倒的に品目が多い。
折角の定食屋だ、和のものでも頼めば良いものをよりによってとんかつ定食。
空腹に負けて、何もここでなくても・・・みたいなものを頼んでしまうところがオヤジの悲しさ。
でも、おっちゃんが丁寧に揚げたとんかつは熱々でうまかったなぁ。
具沢山の味噌汁も及第点。
これだけのメニューの品揃えを在庫しとくのって大変だろうな。
伊勢原で営業させておくにはもったいないような食堂だけど、それが味なんだろうな。
最近、都心部では食堂や定食屋って減る一方でこんな店が残るのって言うのは地方のみって感じる。
貴重な伊勢原の食堂で食べたとんかつ定食。
なんだかちぐはぐだけれども、オイラらしくてよかったかな。