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【横浜市中区】三渓園月華殿屋根の吹き替え 23.09.18_14:30
敬老の日。
夏も終わり蓮も枯れきった頃だけれども、三溪園で月華殿の杮葺屋根の葺き替え工事を見学させてくれるということでやってきた。
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三溪園の内縁最深部に建つ月華殿は1603年徳川家康が伏見城内に建てた諸大名の控えの間であったもの。
大正7年に宇治の三室戸寺金蔵院から付属の茶室とともに三溪園に移築された。
そして、今は当たり前にように重要文化財。
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通常非公開の建物だし、内縁最深部の長い石段の先の建物なので、補修工事に入ってもあまり気にしていなかったのは事実。
月華殿の見どころは障壁画と襖絵らしいのだが、そもそも非公開の建築。目にすることはなかった。
今回工事の足場に囲まれた中に入れるというので楽しみにしていたら、壁は崩され襖は外され・・・
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当然だけど、柱のみ残すだけだった。
文化財の修復って、どこまでやっていいのだろうか?
急な足場の階段を登り屋根上へ。
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そこでは、三人の職人さんが並んで杮葺を行っている。
檜皮の屋根の吹き替えは以前諏訪大社で見学冴えてもらったことがあるけれど、杮葺は初めて。
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薄い板状に割いた杮葺の板を竹の釘で止めていく作業。
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トタンがなかった時代の話。これは大変だ。
でも、何重にも重ねた屋根は美しい。
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特にアールの部分なんて芸術だ。
何十年後か、再び葺き替える職人に馬鹿にされないようにというのがモチベーションだそう。
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すごい世界があるんだなぁ。
ただの会社員には理解しがたい世界だけれど、そういう意識って大切だよね。
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将来の人たちに馬鹿にされないように・・・
パーティー好きの政治家に聞かせてやりたい。