【東京都中央区】浮世絵を歩く 名所江戸百景第8景「する賀てふ」 駿河町 辺り 24.03.09_12:30
江戸百景の第8景はする賀てふ。
つまり、現代仮名遣いなら、駿河町だ。
現在の日本場室町の一部。
今でいうと、日本橋三越本館と三井本館の間、江戸桜通りを指す。
桜通りなんて今風な名前にするくらいならなぜ駿河町通りではだめだったのだろうか?
昔の町名がなくなっていくのは残念だけど、当然、今も昔も一等地だ。
駿河町というのは、富士山を正面から眺められたから名付けられたらしい。
この道路、江戸城越しに富士山が正面に見えるように設計されたそうだから凄いね。
江戸城、富士山、越後屋って・・・すごい三点セットだ。
しかし、今も昔も三井の繁栄はすごいね。
昨今、百貨店が少し停滞気味なのが気になるけれど。
三井の祖業だからなぁ。
三越は、今の百貨店になってちょうど150年らしい。
我々の世代的には岡田社長の解任劇が記憶に残る。
まぁ、それ以外で三越様に御縁はございませんから。
ましてやその向こうの日本銀行なんて・・・
このあたりに対する庶民の認識、まぁそんな程度ですわ。
この通り、北斎の富岳三十六景にも描かれている。
江戸庶民には当たり前の景色だったのだろうか?
まさか、越後屋への忖度・・・じゃないよなぁ。
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