【東京都渋谷区】写真展観賞で訪れた代官山は疎外感の街 24.04.19_13:00
ヒルサイドテラスでの写真展を見にやってきた代官山の街。
そこはかと漂う一般市民への疎外感。
代官山の住所は代官山町で丁目の設定がないっていうのも上流感だわ。
同潤会のアパートがあった場所って、どこもそんな感じがするのはなぜだろう?
そういう方向性で街を作ってきたのだろうから、まんまと思うツボってことなのだろうけど。
そんな代官山で一線を画す旧朝倉家住宅へ。
朝倉徳次郎が明治の頃、精米業を営む傍らその収入で近隣の農地を安く買いまくり、中目、恵比寿、代官山に2万坪を超える農地を手に入れたのが事の始まり。
娘婿の虎治郎が都議会議員などを歴任しながら、東横乗合自動車、中央酒造、北海道証券交換所の監査役などを努めて財を成す。
つまり、代官山の小洒落た一帯は朝倉一族のもので、そんな中、朝倉家の旧宅がひっそりと公開されている。
コンクリート構造の代官山の街並みとは異なり、昔ながらの日本家屋。
しかも、庭園付き。当然一戸建て。
渋谷川と目黒川が削りに削った台地の縁に建つため屋敷内の高低差がえげつない。
それがまた味だったりもする。
華美ではなく、落ち着いた雰囲気の邸宅はこれが本当の金持ちだと、黙っていても伝わってくる。
代官山には不似合いの雰囲気なのに、どこか似合う気がするのは、今も昔も大地主様だからだろうか?
代官山のリアル現代のお代官様なわけですわ。
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