湯島の白梅散歩 湯島聖堂の白梅鑑賞 21.02.21 10:50
文京区の梅まつりはコロナ禍で中止になったけれども、やっぱり見たい湯島の白梅。
正直、湯島の白梅という歌があったことは知ってはいるけれども、どんな歌詞で誰が歌っていたかとかは、総務省の役人の接待内容以上に一切記憶にない。正直知らない。
それでも、毎年湯島まで梅見物に来るのだから物好きかな?
御茶ノ水でJRを降りて、聖橋を渡って湯島聖堂。
ここから湯島ということになる。
幕府の学問所だった湯島聖堂。
いつ来ても、漆の建物が権威的だ。
揉み手の孔子の像もちょっと気になる。
旗本のお歴々はどんな顔をしてここで学んでいたのだろう?
まさか、幕末に西洋にこてんぱんにされるとは思ってもいなかったのだろ。
鎖国の時代、自分たちの学んでいることが世界的に見てどうなの?みたいなことを判断をするのって無理だろうけど。
そんなお侍も、幕府がいざというときにはほんの一部が上野に立てこもった他は、ことごとく逃げ出した始末。
サッカーや野球で侍なんとかと表現するたびに、常におエライサンの顔色をうかがって、お家大事にこめつく連中という姿が想像を横切って仕方がない。平和が長引けばそんなもんだよね。
そんな湯島聖堂に数本咲く梅の花。
漆の黒壁に白梅がよく引き立つ。
聖堂内に受験の願掛けの絵馬が沢山掲げられていたけれども、孔子廟だから願い事は中国語で書かないとわからないんじゃないのかな?そもそも、ここは学問所だからなぁ・・・とも毎年思う不思議な光景。
日本では梅の季節には受験が始まるんだよね。
絵馬を掛けたくなる受験生の気持ちもわからないでもない。
共通一次の端っこ世代としては、以降、センター試験になり、今またなんだかルールが変わったみたいだ。もう年寄りには無関係すぎて理解できない。
少子高齢化の現代、以前ほど受験戦争は激しくないのかな?それでも受験は受験だ。大変なことには変わるまい。
頑張れ若人。きっと将来いいことが・・・あるといいね。としか言いようがない・・・。