【東京都台東区】浮世絵を歩く 名所江戸百景第13景「下谷広小路」 上野広小路辺り 24.03.17_12:45
名所江戸百景。第13景の「下谷広小路」あたりを散歩した。
下谷広小路は寛永寺門前の延焼防止の防火用道路。
今では、上野広小路のほうが通りがいいか?
江戸時代には、両国、浅草とともに三大広小路と呼ばれていたそうだ。
広重の絵を見ると、広小路に並んでいるのは松坂屋さん。
安政の地震で消失した松坂屋の営業再開祝らしい。
広重は、松坂屋、大丸、越後屋、白木屋と大店をよく登場させる。
やっぱり忖度なんだろうなぁ。
今でも広小路には松坂屋が鎮座しているのはさすがの一言。
でも、延焼対策の広小路の裏には、ごちゃごちゃと戦後の闇市が残る御徒町のアメ横。
なんという対比!
東北の玄関口と言われた上野も新幹線の東京駅への延伸でその地位を奪われてしまう。
今の混沌の上野界隈、広重ならどう描くか・・・