人は生まれ変わるのか
生まれ変わりって、みんなは信じてないの??
突然なのですが、私は日本に生まれた普通の日本人ですが、意外と真剣に輪廻転生というか、人は生まれ変わると、生命には魂があって、死んだら生まれ変わるものだと思っています。
強く信じているとかではなくて、ただなんとなく、当たり前にきっとそうなんだろう、と思う、みたいな感じです。
日本人のみなさんは結構そうじゃないのかな?と思っていたのですが、今日とあるYouTube動画のコメント欄を見ていて、あれ?違うのかな?と感じました。
俗にキメラと言われるような、人工的に異種の細胞を融合させて一つの生命体を作るという科学実験に関する動画で、それによって人工的にヒトの臓器に近いものを作って、その臓器を病気の人に移植すればたくさんの命が救えるようになるかもしれないということでした。
例えば、豚の受精卵に人間の臓器ができる予定の細胞を結合させて、人間の臓器を持った豚ヒトキメラを育てる、というようなことでした。その上で、よりヒトにフィットする臓器を作るために、そのキメラの豚とヒトの比率を、ヒト寄りにしていく。ヒト寄りにすればするほど、安心して移植できる臓器が作れるが、それをするのは倫理的観点から難しくなってくる、というお話でした。
コメント欄を見ていて、少し、驚きました。
倫理的に問題なのはわかるけれど、ヒトの命が助けられるなら、その実験を進めた方が良いのではないかという意見が多かったからです。
「もちろん臓器を取られた豚キメラ(あるいはその他の動物)はかわいそうだけど、自分や自分の身内が臓器移植を待っている状態を考えてみれば、他人を殺してたって助かりたいと思うはずだ」という感じの意見や
「こういう科学が進みすぎて、やがてキメラやクローン人間が人間以上に能力を持って、人間たちが脅かされるようになったらそれは確かに怖いけど、そうなったらその時は人間の自業自得と思うしかない。」という感じの意見が多数ありました。
私はすぐに、豚であって人の細胞をたくさん持たされて生まれて、豚ヒトキメラとして生まれた自分、そして科学者に管理されて、もしくはコントロールされて、もしくはケージに入れられて育てられる悲しさ、そのあと内臓をとられて死ぬしかない絶望を想像して、恐怖を感じました。
私の場合は、自分の臓器がダメになって辛い思いして闘病して死ぬことよりも、キメラに生まれて成人になるまで科学実験施設みたいなところで、ヒトではなく家畜や道具として育てられるほうが「怖っっっ」と感じたのですが、
あれ?普通はそんなことは想像しなくて、仮に自分や自分の家族が病気になって臓器移植したら助かるのに臓器が見つからない、っていうことがここで考えられる1番の恐怖なのか!?
または、科学が発達してきて、キメラやその他の生物兵器が自分たちに物理的に襲いかかってくるかもしれないということが1番の恐怖なのか!?
確かに、「生まれ変わり」を信じていなければ、自分がキメラに生まれ変わって人間にされる仕打ちを想像することはなく、自分や自分の身内が病気になって移植できる臓器が必要になる日が来るかもしれないことを想像するのが、当然ですよね。
さらに先まで想像すれば、たくさんのキメラが作られた暁に、キメラが人間より知能を持って、襲いかかってくるかもしれない恐怖、と。
長くなってしまいましたが、私が感じたギャップはキメラや最新の行きすぎた科学技術に関することでもなんでもなくて、
「あれ?みんなって生まれ変わる前提で生きてない!?」
ということでした。笑
私は単純に、キメラとして生まれちゃった魂かわいそう!!自分もいつそうなるか(キメラの中に、キメラとして生まれるか)わからないし!!
と思ったのですが、この世に今生きていて、この命が尽きたら後には何も残らず土に還るだけ、という理論のもとにはこの「かわいそう」という感情は成り立たないですよね。
皆さんは生まれ変わりって全然信じていませんか?
お暇な方コメントくださると嬉しいです (^^)!