ヒトって何種類もいたって知ってた?!
こんにちは。
先日、親子遠足に夫と娘で行ってきました。
帰りに色々荷物が入った夫のリュックを背負い、周囲のお母さんにチラチラ見せつけ、「重いのに偉いね~」と言ってもらい、ご満悦だった娘。
そんな中、あるお母さんは「どうしたん?ジャンケンで負けたん?」と言ったよう。普段から発言が面白いお母さんなので帰ってきて、話を聞いて大笑いしました。子どもがいると笑いが増える。
さて。。。話は全然違いますが、
皆さん人類の進化にどのような認識をお持ちですか?
絶滅の人類史(更科功)を読みました。
私は恐竜とか古代遺跡とか人類の進化とか架空の動物とかすごい興味があります。スプリガンとかマスターキートンとか好きです。
神社で龍がいれば、必ず写真を撮る。1番のお気に入りは台湾のとある場所の龍。めっちゃカッコいい!これは浅間神社の龍。
話を戻して、私は人類の進化って、トップの画像のように、猿から人間へ一直線に進化して、ジャワ原人とか北京原人とかって、同じ原人でいる場所が違うのかと思っていました。そしてそれが人間になったのかと思っていました。(この方たちはホモ・エレクトゥスでホモ・サピエンスではない)
その流れで、ネアンデルタール人も発見された場所で名前が違うだけで、人間の祖先で、進化して今の人間になったのかと思っていました。
全く違いました。
びっくり。
今の子たちは社会科でこの本のように教わってるのかな?私自身アップデートされてなくて恥ずかしい。
この本では人間と他の動物との比較も多く出てくるのですが、人間がシェアを拡大できたのは集団で行動するのに、一夫一婦制であること、直立二足歩行ができるようになり、手で食物を家族のもとに運ぶことができるようになったのが大きいと述べています。
集団では、ボスがいて、メスはみんなボスのものだったりするけど、人間はそうではない。自分の子どもか分からなければ、折角取ってきた食物を分け与えようとしないけど、一夫一婦制なので、自分の子どもである。自分の遺伝子を残すために食物を分け与える行動ができる。
人間は牙もなく、走るのも遅いので、野生の動物から身を護るには集団生活は必須。その中で社会性が育まれる。
あと、ホモ属の中にも何種類もあって、最終的にネアンデルタール人(最もヒトに近縁な人類)が絶滅して、私たちホモ・サピエンスだけが生き残ったというのも驚きました。
ホモ・エレクトゥスやホモ・アンテセソール、ホモ・ハイデルベルゲンシス(後にネアンデルタール人やホモ・サピエンスへ進化)、ホモ・フロレシエンスがいるなども全く知りませんでした。
別のホモ属がいるってどんな感じなんだろう?
白色・黒色・黄色人種の別とはまた違うんでしょ?不思議ー。
著者はもうネアンデルタール人と話すことはできない。何を考えていたのか、知ることはできないと書いていました。確かに直接的な関りはできませんが、交雑をしていたようなので、私たちに遺伝子レベルでは残っているというのが面白いですね。
あと、遺伝子に関しては、ホモ・サピエンスは他の人類から、いいとこどりして、それなのに他の人類にはあまり遺伝子を与えなかった。意図してそうしたわけではないけれど、結局私たちは得したみたいだとあります。例えばチベット人の高地適応遺伝子など。
環境に適応して、どこでも暮らせて、何でも食べるホモ・サピエンス。そうやって生活域を広げていき、今も様々な種を絶滅させている。そんな私たちもいつか絶滅して、地球が太陽に飲み込まれて地球もなくなる。
そう考えると、今を生きることに何の意味があるのか。。。とか思ってしまうけど、生まれてしまったし、子どもを授かったし、せっかくなので今を楽しく快適に生きるために努力はしたいと思う。