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1000日チャレンジ 489日目 「国立西洋美術館リニューアルオープン記念自然と人のダイアローグフリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」を観て(2)「ジギタリス」(ポール・ランソン)

ゴールまで511日

★BMI:24.1

★国立西洋美術館で開催中の『国立西洋美術館リニューアルオープン記念自然と人のダイアローグフリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで』を先日、観覧した。この展覧会で印象に残った作品数点を紹介したい。
展覧会概要(美術館web siteより転載);国立西洋美術館リニューアルオープン記念として、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング美術館の協力を得て、自然と人の対話(ダイアローグ)から生まれた近代の芸術の展開をたどる展覧会を開催します。フォルクヴァング美術館と国立西洋美術館は、同時代を生きたカール・エルンスト・オストハウス(1874-1921)と松方幸次郎(1866-1950)の個人コレクションをもとに設立された美術館です。本展では開館から現在にいたるまでの両館のコレクションから、印象派とポスト印象派を軸にドイツ・ロマン主義から20世紀絵画までの100点を超える絵画や素描、版画、写真を通じ、近代における自然に対する感性と芸術表現の展開を展観します。産業や社会、科学など多くの分野で急速な近代化が進んだ19世紀から20世紀にかけて、芸術家たちも新たな知識とまなざしをもって自然と向き合い、この豊かな霊感源から多彩な作品を生み出していきます。
足元の草花から広大な宇宙まで、そして人間自身を内包する「自然」の無限の広がりから、2つの美術館のコレクションという枠で切り出したさまざまな風景の響き合いをお楽しみください。自然と人の関係が問い直されている今日、見る側それぞれの心のなかで作品との対話を通じて自然をめぐる新たな風景を生み出していただければ幸いです。

◎「ジギタリス」(ポール・ランソン);19-20世紀フランスの画家・ポール・ランソン(Paul Ranson)が1899年に描いた作品(国立西洋美術館蔵)

◎ナビ派の画家の特徴である神秘性をこの絵からも感じることができる。ジキタリスの花には毒性があり強心薬としても用いられる。この絵はタペストリーにすることを念頭に描かれたということもあって、装飾性が強い画面だが、ジャポニズムの影響も見受けられる。初めて観る画家さんの作品だったが、他の作品も見てみたくなった。

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