
アーティゾン美術館 「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 マティスのアトリエ」
石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 マティスのアトリエ
東京都中央区京橋1-7-2
【会期】2024年11月2日[土] - 2025年2月9日[日]
【主催】公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館
(以下、公式web siteより引用)
「石橋財団は、19世紀後半の印象派から20世紀の西洋近代絵画、明治以降の日本の近代絵画、第二次世界大戦後の抽象絵画、日本および東洋の近世美術、ギリシア・ローマの美術など現在約3,000点の作品を収蔵しています。これらコレクションの中から選りすぐりの作品を年間を通じて様々にご紹介します。
特集コーナー展示 マティスのアトリエ
アンリ・マティス(1869-1954)の絵画において、室内は常に重要な要素であり続けましたが、とりわけ1940年代以降、生活と創作とが地続きとなった空間として重要になるのが、アトリエです。 本展は、《踊り子とロカイユの肘かけ椅子、黒の背景》(1942年)の収蔵にちなみ、石橋財団のコレクションにより、マティスの創作においてアトリエが果たした役割について、複数の視点から探るものです。」
★新春マティス祭り!といった感じ。マティスさん大好きな私にとっては、何よりも嬉しいお年玉になった。新収蔵の《踊り子とロカイユの肘かけ椅子、黒の背景》は、平面と立体の区別は曖昧で、色や模様も簡略され、人物にはもはや顔も髪も描かれていない。展示会場に掲示されていた解説では、病気による体調不良に悩まされていたマティスが、画面左に描かれているヴェネツィア風バロック様式の肘掛椅子に出会って、描画を再開したことが書かれていた。人物と同等かそれ以上の存在感が椅子から伝わっているのも、頷けるエピソードだ。
◎アンリ・マティス「踊り子とロカイユの肘かけ椅子、黒の背景」(1942年)(公益財団法人石橋財団所蔵)

◎アンリ・マティス「画室の裸婦」(1899年)(公益財団法人石橋財団所蔵)

◎アンリ・マティス「縞ジャケット」(1914年)(公益財団法人石橋財団所蔵)
※この作品は同時開催の「人を描く」展示室に展示

◎アンリ・マティス「横たわる裸婦」(1919年)(公益財団法人石橋財団所蔵)

◎アンリ・マティス「両腕をあげたオダリスク」(1921年)(公益財団法人石橋財団所蔵)

◎アンリ・マティス「石膏のある静物」(1927年)(公益財団法人石橋財団所蔵)

◎アンリ・マティス「ジャズ」(1947年)(公益財団法人石橋財団所蔵)

◎アンリ・マティス「ジャッキー」(1947年)(公益財団法人石橋財団所蔵)

※今回のお土産
ポストカード、キャンバス・プリント
