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静岡への旅(3)静岡県立美術館 企画展「無言館と、かつてありし信濃デッサン館―窪島誠一郎の眼」
無言館と、かつてありし信濃デッサン館―窪島誠一郎の眼
静岡市駿河区谷田53-2
【会期】2024年10月12日(土)〜2024年12月15日(日)
(以下、公式web siteより引用)
「窪島誠一郎という稀有な目利きによって実現した〈信濃デッサン館〉(1979年開館̶2018年閉館)と〈無言館〉(1997年開館)のつながりに目を向ける初めての展覧会です。 本展では、〈無言館〉に集められた戦没画学生の絵や彫刻とともに、〈信濃デッサン館〉旧蔵の「夭折」した洋画家村山槐多や関根正二、靉光らの絵をご紹介します。人生半ばで世を去った彼らには、戦争と病いとい う違いはあっても、最期まで絵筆を手放すことなく、絵を描きたいという思いが共有されています。その情熱、創造の原点に触れていただく展覧会です。」
※窪島誠一郎:
「1941- 昭和後期-平成時代の美術評論家。
昭和16年11月20日生まれ。水上勉の子。昭和54年長野県上田市に関根正二,村山槐多(かいた)ら,夭折した画家の作品を収蔵する信濃(しなの)デッサン館を設立,平成9年分館として戦没画学生慰霊美術館・無言館を開設した。17年菊池寛賞。東京出身。海城高卒。著作に「野田英夫スケッチブック」「信濃デッサン館日記」など。」(講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusより引用)
★いずれも若くして家族を残して戦没した学生たち。おそらく失われてしまった可能性の高い作品を収集・保管・展示してきた窪島誠一郎さんの信念のようなものが、学生たちの”描きたい”という情熱とともに伝わってくるような、そんな展覧会だった。
◎原田新「自画像」(1936年:無言館像)
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◎桑田一彦「自画像」(1940年:無言館蔵)
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◎結城久「自画像」(制作年不詳:無言館蔵)
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◎増田隆雄「自画像」(1940年:無言館蔵)
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◎武内秀太郎「自画像」(制作年不詳:無言館蔵)
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