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1/12~1/15 渋い湯呑み、鎮座するリュウジ

1/12
夫が「湯呑み茶碗欲しくない?」と言い出した。「湯呑み茶碗ねぇ…」と一応返事をするがぜんっぜん欲しくない。家にはマグカップが何個かあり、それらで飲み物を飲んでいる。マグカップは持ち手がある。湯呑みに熱い茶を注げば、熱くても持ち手がないから持てないではないか。一時期ミニマリストだった名残で、物を増やしたくない主義なので、マグカップで事足りるものをわざわざ増やすだなんて却下却下…。と思っていた。

しかし、そんな私の思いも届かず、義実家に行ったときに夫が昔使っていた湯呑み茶碗を持って帰ってきた。魚偏の漢字が勘亭流フォントでビッシリ書いてあるデザイン。それでお茶を注いで飲む夫。その姿たるやなんとも美味そうではないか。それに留まらず、湯呑みに大分むぎ焼酎吉四六のお湯割りを作って晩酌までしはじめた。吉四六の陶器の瓶と湯呑み…ややこのネムリラを揺らしながらお湯割りを飲む夫。まさに若かりし親父の姿といった仕上がりで風情がある(まだ20代なのに)。

その姿を見ていたら、私も湯呑みが欲しい…グギギ…と唸ってしまった。欲しい欲しい、魚編勘亭流フォントに匹敵するくらい渋い湯呑みが。実家に、小学校の修学旅行のときに国会議事堂で買った、歴代首相の似顔絵が書いてあるやつがあるから、今度それを持って帰ろうかと思う。こうして、我が家にまた物が増えるのだった。

魚編勘亭流フォント湯呑み

夜ご飯は味の素の冷凍ギョウザと、じゃがいものチーズ焼き、味噌汁を食べた。

1/13
産前産後使っているトツキトオカというアプリがあり、毎日妊娠、育児に関連したメッセージを送ってくれる。今日は「ベビーはスキンシップが大好きだからやってみてね!ベビーの手や足などを使って遊べるわらべ歌もあるよ!」という内容だった。

わらべ歌・・・。

♪ヒゲとモミアゲ繋がりし〜♪

唐突にM-1決勝の令和ロマンのネタが脳内再生された。私の唯一知っているわらべ歌がそれである。松井ケムリa.k.a.熊猿のわらべ歌で育ったややこはどのような感受性を持った子どもに育つだろうか。いつか大きくなったややこにこの歌の意味を尋ねられたら、「昔々、前代未聞の2連覇優勝したM-1王者がおってじゃな…」という語り口で説明しようと思う。

わらべ歌…

夜ご飯はカレーうどん。白ご飯.comには頭が上がらない。

1/14
今日は来客があるので、化粧をした。出産してからはほぼ家にいるので、化粧をしている日のほうが珍しい。化粧は上手ではないが、結構好きな方だ。
まぶたにラメを塗っているときなんか無償にテンションが上がる。

朝ご飯と身支度を済ませ、2階の自室に行った。1階でややこが眠っている間を見計らって下地を塗り始める。そして、開封してから2年くらい経っているコスデコのリキッドファンデ(こういうズボラさが声高に化粧好きを公言できない理由なのだが)を顔に5点置きした時点で、1階から「おんぎゃあーーーー!!!!」という叫びが聞こえてきた。今すぐに向かうべきところだが、対処している間に顔に置いたばかりのリキッドファンデが固まってしまう。コスメデコルテ!!<<<<<<<ややこ!!!!なのでとっさにそこら辺にあったスポンジで5点置きリキッドファンデをノールックで放射線状に伸ばしながら階段を駆け下りて向かった。

抱っこしろ!うんちが出ない!そして腹が減った!!という申し付けだったので、ミルクを飲ませ、おむつ交換をし、夫にゲップ出しをやってもらって自室に戻ると、顔中リキッドファンデの塗り筋が残っていた。南無三。お粉でどうにか誤魔化し、来客も対応し、事なきを得た。母になると、化粧も一苦労である。

夜ご飯は豚こま大根と、かぶと油揚げの味噌汁。

食べてから思い出して撮る

1/15
午前中、近くのスーパーに買い物に行くことにした。私だけ買い物に行く予定だったが、外出の練習ということで全員で車に乗っていった。いつも鶏むね肉を漬けている液体塩こうじが少なくなっているので、買い足そうと手を伸ばすと、パッケージが料理研究家のリュウジ兄さんになっていた。大体こういうのってシールが貼ってあるだけでメインのラベルはそのままの場合が多いのだが、ラベルを総とっかえするあたり、ハナマルキの気合が伺える。スーパーの棚に、腕組みリュウジ兄さんが鎮座しているのはさすがにオモロすぎる。ストックは1本ずつ買い足す、というマイルールを破り、3本も買ってしまった。

3体同時に倒さないとクリアできないリュウジ

夜ご飯は、サーモンハラスが売っていたので、十分に臭みを取ってカリカリに焼いて食べた。


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