【本】「経済評論家の父から息子への手紙:お金と人生と幸せについて」(山崎元著、Gakken)【ほったらかし投資】
読んだ本のレビュー
★★★★★(星5)〜★(星1)で評価
「ほったらかし投資術」(山崎元・水瀬ケンイチ著、朝日新書)を読後、YouTubeで見かけて、その考え方生き方に共感していた山崎元さんの遺作
副題に「お金と人生と幸せについて」とあるように、お金を前提とした生き方(たくさん儲けようという話ではなく)から始まり、最後には、筆者の考える幸福論へと続く
これからの働き方
大金を稼ぐかどうかは自由だが、お金を稼ぐ上で不利な側に回らないことが重要だと
従来型の安定した職で出世し、労働を高くかつ長く売るという働き方のコスパの悪さを指摘し、効率性と自由を求める「これからの働き方」を示す
これから社会に出る若い人にはもちろん、生き方を見直したい年配者にも、たいへん示唆に富む
お金の増やし方
投資の方法についての論旨は、「ほったらかし投資術」とほぼ同じ(あちらは共著で合議しているので、全く同じというわけではない)
より詳細に知りたいなら、「ほったらかし投資術」へ
投資そのものの説明のみならず、筆者の考える資本主義の本質論から始まり、株式会社、株式の仕組みまで丁寧に解説される
また、投資家・労働者、資本主義的観点から見た、先に示した「これからの働き方」に連なるこれから目指すべき有利なポジションが示される
この辺は、「金持ち父さん 貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ著、筑摩書房)のESBIを思い出した
幸福論
最後に、コンサル・経済評論家として長年お金に向き合ってきた筆者がたどり着いた幸福論とは?
弁護士という職業は、従来型の古い働き方そのもの
自分なりに、新しい「これからの働き方」にモディファイできるか?
以上
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