フォトグラフィーについて/#1(-3)
3.「何処にも無かったものの未来が、今光りを使い現れる」
これは自由ということが実践されたことの結果であると同時に、存在したなかったものの表出が可能となったこと。許された、許可されたというよりかは、誰も罰を与えてはいないし、しかしそれ自体は仮想し、架空の実在においてである。
しかし、この一文以前には記憶に触れており、それは特異的な経験によるもの、それは禁止事項を破って、侵入した事実によるものである。その先にあった美。想像した場合の回帰とでもいうものが、当時と変わることのない光