冬休み明けの当番活動決め【一人一当番→チーム制へ】
小学校教諭のsmyle(スまイル)です。
冬休みが明け、
当番活動をリニューアルしました。
4月~夏休み、夏休み明けから冬休みまでは
「一人一当番」制にしていました。
当番の内容は、
「担任不在でも自分たちの力で一日を過ごせる」ように
一日にやるべきことを細分化し、それらを分担したものです。
朝の会から、給食を経て、帰りの会まで、
例えば担任が出張などで居なくとも、
「自分たちだけでなんとかできる」ことが目標です。
まずは、自らに与えられた役割をまっとうし、
クラスの一員としての責任感・使命感を持ってほしい。
そんなねらいで「一人一当番」制にしてきました。
当番活動で「やるべきこと」がきちんと行われ、
学級の一日の流れが安定してくると、
子どもたちからは「やりたいこと」が生まれてきます。
新聞を作りたい、誕生日会をしたい、
動画をみんなで制作したい、カードゲームの研究をしたい…
やりたいことは「会社」や「サークル」を立ち上げることで
それらが実現できるようにしました。
そしてこの冬休み明け、
一人一当番からの発展形として
「当番活動チーム制」をとることにしました。
今まで細分化していた仕事を
同系統のものでまとめて4~5人程度でグループを結成。
(「チーム黒板」「チーム給食」など)
そのいずれかに属し、その中の仕事分担については
裁量を任せ、委ねることにしました。
チーム制にしてからまだ2~3日ですが、
良い姿がたくさん見られています。
互いに声を掛け合う。
自分の分担でなくても自然に手を差し伸べる。
仲間と補い合う。仲間と励まし合う…
いきいきと当番活動に励んでいます。
とても雰囲気の良いチーム感が醸成されています。
4月からチーム制を採り入れていたら
このような姿が見られたのか…ちょっと自信がありません。
4月からこれまで、時間をかけて支持的風土を醸成し、
出来ていないことを責め合う集団でなく、
互いに認め合い、時に手を差し伸べ、凸凹を補い合える。
そんな土壌が出来上がりつつあったからこそ
生まれている雰囲気なのかなと思います。
この冬休み明けという導入時期は、
今年度、目の前にいる子どもたちにとっては、
ベストなタイミングだったと考えます。
もちろん、「6年生」ということもあると思います。
この冬休み明け、
卒業式までの登校日数も50日を切り、
いよいよ卒業のその日を意識し始めたのか、
何か一皮むけたような
逞しい雰囲気さえ漂ってきています。
そんな彼らと久しぶりに過ごした
冬休み明けのこの一週間は、
実に爽やかに、心穏やかに過ごせた一週間でした。
同時に、近づいてくる別れが惜しくなってきました。
共に過ごす残りわずかな日々を
大切にしていきます。