「あの子はしゃあない」ほんまにしゃあないの?
このポストから続けて。
いくつかに分けて言語化していきます。
「あの子ほんましんどいわあ」
「なかなかノート書かれへんよねぇ」
「でも、あの子はしゃあないよ」
こんな声を耳にしたこと、口にしたこと、ありますよね。
たぶん。
いや、めちゃくちゃわかります。
あ、関西弁の「しんどい」って決して卑下したり、悪く言ったりしているわけではないんです。
要は「先生が」困ってるんです。
「協働的な学び」を目指すようになったここ数年、ペアワークやグループ学習、プレゼン作成などの学習形態が増えてきました。
1人でやってる時は個別サポートすればいいけど、ペアとなると「一緒にできない」から「しんどい」んですよね。
いや、わかります。
わかるんですけど、それを「しゃあない(仕方ない)」で片付けていることが余りにも多い気がします。
学力に差があるのは当たり前だし、その差を解決しようと「習熟度別学習」を進めてクラス編成までしてしまっては、協働的な学びは実現しません。
勿論、必要な場面とありますけど。
この、「学力差がある教室で『みんなで学ぶ』には」という課題にいま取り組み、言語化しています。
少しずつ続けていきます。
*作成途中の粘土たち。この美術の授業についてもまたまとめます。たぶん。