『インプット大全』感想文
初めまして、はるかるかと申します。
図書館で本書を見つけ、軽く読んだところ、"インプット量=アウトプット量"と書いてありましてアウトプットの重要性に気付いたので、拙いですが感想を書いてまいります。
他のビジネス書でもアウトプットの重要性は説かれており、成長したい人はアウトプットがマストであると言えます。
概要
さて、本書の概要になります。
有名な『アウトプット大全』の著者、樺沢紫苑さんがアウトプット大全の1年後に出版した本になります。
てっきりインプットが先かと思っていました。
この出版の順番からも著者の中でアウトプットが大事なのが分かりますね。
著者が実践している80のインプット術について詳しく説明されております。
気付きや学び
実際に自分なりの気付きや学びをアウトプットしたいと思います。
インプットは記憶にとどめて初めて成立する
本書によると、インプットの定義は下記の通り。
・記憶に留めておくこと
・誰かに説明可能であること
・いつでもどこでも再生可能であること
インプットはIN(入れる)とPUT(置く)でINPUTです。
INだけ行うのがインプットではありません。
そのことに改めて気付かされました。
色々な知識をインプットした気になって、いざ実践してみると、全然思い出せないし知識を使えない。ということが多々ありました。
特に、誰かに説明可能であること、これを意識して本当のインプットをしていきたいと思います。
インプットの精度を高める
本書によると、多くの人はSNS等で様々な情報を得ていますが、彼らへ1週間後、自分が見た内容をどれくらい覚えているか尋ねると、ほとんどの人がほんの少ししか内容を覚えていないようです。
なぜかというと、自分に必要な情報に狙いを定めていないからです。そのような体勢で、情報の洪水が押し寄せるとたちまちあっぷあっぷになります。
必要な情報もどんどん脳から抜けていきます。
インプットの精度を高めるためにも、今の自分に必要な情報は何なのか明確にすることが大事です。
不必要な情報を見ないことも肝心です。
ただ偶然の出会い(セレンディピティ)も創造性の一助になるので、塩梅が難しいですね。
アウトプット前提のインプット
「このセミナー終了後、10個の気付きを発表してください。」と言われたら発表に向けてセミナーを真剣に聞きますよね。
「このセミナーが終了したらアンケートを記入した方から退出してください。」ならば、集中して聞く人は少ないはずです。
これを意識すると、後でアウトプットをするために集中して聞くようになる、とのことです。
確かに、学生時代に先生に指名されて問題を答えるために真剣に問題を考えていた記憶があります。
後で人に説明するつもりでインプットすると集中力が上がり、普段の2~3倍はインプット効率が上がる気がしています。
また、インプットとアウトプットは表裏一体の関係にあります。
インプットをするためにアウトプットが必要で、アウトプットをするためにインプットが必要です。
インプット→アウトプットのループを回すことも大事です。
感情を伴うインプットは記憶に残りやすい
楽しかったことや嫌なことは一度の経験で何年も記憶に残ります。
このように感情を伴うインプットは記憶に残りやすいです。
脳の構造として、海馬と感情を司る部分が近いからだった気がする。
実践したいこと
インプットの定義を理解する
誰かに説明可能であるようにすること。
いつでもどこでも取り出せる状態にすること。インプットの精度を高める
インプットをする前に自分にとって何が必要なのか明確にする。アウトプット前提のインプット
後で人に説明するつもりでインプットをする。
人に説明するためにしっかりと理解しておく必要がある。
ファインマンテクニック。
科学に裏付けられたこと
本書でいくつか科学的に裏付けられた良いことが記載されているのでご紹介します。
小説を読むと創造性が高まる。創造性が高まると学力が上がる、らしい。
メモしすぎると記憶力が悪くなる。
好きな曲、テンポが速い曲を聴きながらの単純作業や運動は生産性が高まる。一方で、勉強や記憶においては生産性が下がると考えて良い。
勉強時にホワイトノイズ等の雑音が有効に働くタイプと働かないタイプがいる。
普段の集中力が低い人→雑音が有効
高い人→無音が有効
まとめ
インプットは人に説明可能なレベルまで落とし込む。
アウトプットを後で行うと想定してインプットする。人に分かりやすく説明しようとして普段のインプットの効率が高まる。
80のインプット術が書いてあるので気に入ったものを使おう。
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