企業と個人の価値観が絶望的に噛み合ってない! という気づきからSympathyの企画が動き出したよ、という話。
こんにちは。Sympathyの中垣です。
前回のプロダクト自己紹介に続き、Sympathyのキモである「会社カルチャー」がなぜ大切なのか? について書こうと思っていたら、トライバル代表の池田が、ドンピシャなnoteを投稿してくれました!
会社カルチャーが「いま」「なぜ」「どんなに」大切なのか。経営視点から出発して採用活動に到るまで、私たちの思いも乗せてまるっと語っています。ぜひご一読ただければと思います!
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というわけで今回は個人と企業、それぞれの立場から見る「会社カルチャー」ひいては「価値観」について、Sympathyがたどった軌跡を綴ることにします。
「企業の価値観」と「個人の価値観」は絶望的に噛み合っていなかった!
当初、Sympathyはマッチングアプリのように個人と企業を気軽に繋ぐ「価値観マッチング就職(採用)ツール」を作ろうと考えていました。が、なかなか進みません。どうアプローチしても、“正解の透けて見えそうな前時代的適性検査”になってしまうのです。
そこで私たちは、価値観についての多分野にわたる学術的アプローチやざまざまな企業の企業理念、特に価値観を分析しました。また、同時にワーカー個人の価値観についてもヒアリングを重ねました。
結果、企業が提示している「価値観」と働く個人の「価値観」のレイヤーが本質的に違うことにやっと気づきました。考えてみれば当然ではあるのですが、これが盲点でした。どう違うって、使う言葉レベルから違うのです!
企業が語る「価値観」は未来志向&抽象的
例えば、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)。自社のHPや採用広報の中で積極的に発信している企業も数多い経営理念を示すフレームです。
みやもとかずのりさんによるスタートアップ50社の分析note(むっちゃ面白いです!)によると、例えばこれらの企業の「Value」で多用されている言葉は「素早い」「team」「with」「やろう」「プロフェッショナル」「driven」「good」などだそうです。
MVVのなかで「Value」は行動指針や価値観を表すものと言われます。つまり、未来志向の言葉が使われがちで、抽象度の高い言葉が多く使われて然るべきと思います。
働く個人が語る「価値観」は現実志向&具体的
一方で、これらのワード(実際のValueはテキストですが)を個人が見たときに、「価値観ぴったり!」「自分もこうありたい!」となるか?というと、当然ならないんですね。
会社を見る眼差しとして個人がもつ価値観はもっと具体性を帯びてくるのです。「自分が仲良くできそうな人たちとトラブルなく働きたい」「年に数回は海外出張にいって語学を活かしたい」「プライベートと仕事は完全に分けたい」といった具体性のある希求だったのです。
MVVなどによる企業による価値観の発信は、長期的に組織を強くする力はあるけれど、残念なことに採用など外部に対する強い求心力や短期的な組織エンゲージメントを作り上げるパワーには欠けてそうです。
「あるあるで個人と企業を結ぶ」Sympathyが生まれた瞬間
これらに気付いたとき、Sympathyは価値観を引き出す対象を企業→社員へとシフトし、社員の総体としての企業と個人のマッチングサービスを構築し始めました。そして、最終的には「社員のあるあるにより会社カルチャーの見える化を可能にする」プロダクトへと進化します。
奇しくも、このシフトがSympathyをトライバルメディアらしいプロダクトにしたな、と今は思っています。
今まで外から見えなかった、かつ、中からも発信しづらかった「企業カルチャー」を簡単に見える化&発信できるようになるSympathyは「企業カルチャーのソーシャル化」を可能にするプロダクトだからです。
と思ったら、またドンピシャなタイミングで池田が「ソーシャル化」についてのnoteを発射しています!
そんなこんなで、Sympathyは社員みんながあるあるで「わが社」を語り、個人に伝わる形に通訳する、そんな機能を持っているというわけです。
いままで垣間見ることができなかった、生き生きとした自社&他社のカルチャーの見える化を、ぜひ体験してみてください!
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