「あるある」で会社カルチャーを簡単に可視化するサービスSympathyをローンチしました
はじめまして。トライバルメディアハウス SympathyチームPdMの中垣です。
本日、私たちはSympathy(シンパシ)というサービスのβ版をローンチいたしました。「あるある」で会社カルチャーを見える化することにより、企業の採用活動や組織強化をサポートするサービスです。
今回は、Sympathyの自己紹介と、開発の背景を紹介させていただきますね。
Sympathyの仕組み
Sympathyにはふたつの顔があります。
ひとつは社内に向けた顔。会社の「あるある」を作り出す場所です。
現役社員のみなさんがSympathyから出された「お題」に対して投稿したり他の人の投稿に「いいね!」ができます。
そして「いいね!」が一定数以上ついた投稿は、社内で合意形成がなされた「会社あるある」として認定されることになります。
もうひとつの顔が、社外に向けた顔。社内の合意形成を経た「会社あるある」が社外の人に向けて発信されるページです。
現役社員によるリアルな声から、社内の人しか知り得ない雰囲気やカルチャーを等身大で感じることができます。
なぜ、「あるある」なのか?
社員同士、そして社内外を結ぶコンテンツが「あるある」です。私たちが普段、なにげなく使っている「あるある」には特殊な性質があります。
1. コンセンサス・ビルディングの機能
2. 共通理解を促す言語の平準化
「あるある」により、企業と個人という異なるレイヤー間でさえも容易にカルチャーがあぶり出されて理解が促される、というわけです。
(実はあるあるに辿り着くには非常に興味深いインタビュー結果がありました。いつかここでご紹介しますね!)
設計思想=「透明性」&「直感的」
Sympathyの設計思想として大切にしていることがあります。「透明性が高いこと」と「直感的にわかること」。ともに情報過多な現代に「伝わる」コンテンツとして最も求められる要素です。パッと見て気になる、信じられる、ということです。
●透明性が高いこと
Sympathyで生み出される「あるある」は、誰か特定の管理者がコントロールすることはできない仕様になっています。社員の合意形成がされれば、ポジティブな「あるある」もネガティブな「あるある」も同様にオープンになります。管理者は誰がその投稿をしたのかすらわかりません。
対して、社員ユーザー全員に「通報」権限があります。明らかに悪意のある投稿やルール違反は、社員みんなの「自治」で削除してもらおう、という設計です。
いまは虚偽や粉飾が最大の企業リスクとされるだけでなく、きちんと編集されたコンテンツですらユーザーに「キレイゴトばかり」とうがって見られてしまう時代。Sympathyは、現在の企業に求められる「透明な情報」の生成にこだわります。
●直感的にわかること
2020年を生きる私たちが1日に接する情報量は江戸時代の1年分、平安時代の一生分以上だそうです(!)。
そんないま、ユーザーに訴求できる情報の大前提は「直感的にわかること」。このような情報スタイルを、トライバルメディアハウスでは従来型の読んで理解を喚起する「噛む情報」に対して「飲む情報」と言っています。
ユーザーに0.3秒で「なにこれ?(気になる!)」と振り向いてもらえるかどうかが鍵、です。
Sympathyによって生成された「会社あるある」は、人間がパッと見て理解できる文字数や動きのあるバルーンなど、直感的なUIUXを意識しています。
Sympathyでできること
もともとSympathyは、価値観で企業と個人をマッチングできないか?という、トライバルの採用を担当していたSympathyメンバーの熱い思いから立ち上がったプロジェクトです。
β版ローンチまで多くの企業にご協力いただきながら、クローズドな環境で様々なテストを繰り返してきました。結果、「会社カルチャーの可視化」は採用はもちろん、様々なユースケースや効果が見込そう、ということが見えてきています。例えば
・広報/採用のコンテンツ作成の工数の削減
・自社カルチャーの共有と浸透
・組織強化
・社内コミュニケーションの促進
・採用のミスマッチの回避
・面接官のサポート
...etc
β版ローンチした今後は、事例や要望をさらに集めて検証しサービスを磨き続けるとともに、遠くない未来に「価値観で企業と個人が結ばれる社会」を少しでも実現したい、と強く思っています。
9月末まで無料提供を決定しました
当初、月額利用料をいただくSaaSビジネスとしてローンチ準備をしていた私たちですが、企業にも個人にも厳しい時勢を受け、急遽2020年9月末までの無料化を決定しました。
Sympathyはリモート中の社員同士のコミュニケーションや、新しく入社した方のカルチャー理解などにも役に立ちそうだ、との声もいただいています。ぜひこの機会に、お気軽に「あるあるで見える企業カルチャー」を実感していただければと思います!
次回からは詳しい機能のご紹介や事例、そして、いまなぜ企業カルチャーの「可視化」が必要なのか?、などについて綴っていく予定です。どうぞよろしくお願いします!
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