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美の帰る場所

女に訊ねる
その美は何処より出でたかと

女曰く
朝から美は生まれると
金色の太陽の贈り物として
雲も緑も輝いて川面すらも宝玉にしてしまう

女に訊ねる
君はそれを纏いしか?
はい、そして否

きっと昼になれば
あなたはその美を忘れてしまうでしょうから

美しさを

そうです
でも
きっと夕方になれば
再びわたしを思い出すでしょう
落陽の彼方に
そこが美の帰るところですから

やはり
君は美しい