どこまでもとおく
とおく
どこまでとおく
とおくを感じないとおい空
目の前に
ほらそこに木々のささやき
緑の葉が空に触れている
あんなにもとおい空に
とおくを感じないとおい空
葉は空に触れている
青い空に
ふしぎだ
何で木々の緑は溶けだして
空の青さに吸い込まれないのだろう?
相憐れむものとして
とおくの空に
仲間入りさせてもらえないのだろう
ほらそこに
木々がざわめいているというのに
空の拒絶
どこまでも木々の緑が溶けだしていかないと
雨の度にパレットから
溢れるように
とおくどこまでもとおく