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Cookieless時代のダイナミッククリエイティブ

今回はSMNが2024年11月にリリースしたCookielessダイナミッククリエイティブをご紹介いたします。

これまでのダイナミッククリエイティブはユーザーがWebサイトに訪問した際に3rd Party Cookieと呼ばれる行動ログ情報をブラウザ上に保存し、ユーザーの閲覧情報に合わせたクリエイティブを生成し広告配信を行っていました。

昨今、プライバシー保護の観点より、iOSや一部ブラウザではすでに3rd party Cookieを規制しており、Cookieを利用できない環境が広がっています。

今回、株式会社インティメート・マージャーが提供する共通ID「IM-UID(IM Universal Identifier)」を利用することで、Cookieを利用しないプライバシーに配慮したダイナミッククリエイティブ配信が可能となりました。


ダイナミッククリエイティブとは

「ダイナミッククリエイティブ」とは広告主のサイトに来訪したことがあるユーザーに対して、商品ページの閲覧履歴などのデータをもとに、最適な広告クリエイティブを自動的に生成し、クリックやコンバージョンを促進する配信メニューです。

ソニーグループで培った技術をベースにした高度な分析を可能とするアルゴリズムと高精度なレコメンドエンジンを搭載しており、ユーザーがこれまでに閲覧した商品やそれ以外の関連度が高い商品を導き出し、ユーザーごとにパーソナライズされたバナー広告を自動生成することで、クリック率・コンバージョン率を飛躍的に高めます。

広がるターゲット・掲載面

Logicadのリターゲティング広告やオーディエンス広告、VALIS拡張に対し、「IM-UID」の導入を進め、これまで広告配信が困難であったiOS面への広告配信を実現してきました。iOSは国内のモバイルOSシェアの過半数を占めます。そのため、「IM-UID」を導入することで配信ボリュームが拡大し、これまでリーチしづらかったユーザーへの広告配信が可能となります。

効果検証結果

3rd Party Cookieを用いたダイナミッククリエイティブ配信と「IM-UID」を用いたダイナミッククリエイティブ配信とで広告効果の差異を分析しました。その結果、複数の配信結果において高い広告効果が確認できた他、全体で配信ボリュームが約40%増加しました。

▼効果検証におけるCPA結果の対比

※3rd Party Cookie配信のCPAを100%とし、IM-UID配信のCPAの割合を算出

導入広告主アカウント数80アカウント突破!

リリース初月となる11月末時点で早くも導入広告主アカウント数が80アカウントを突破し、好評を得ております。

まとめ

Cookieless時代を迎えるにあたり、SMNは共通IDソリューションを始めとした多様な配信手法を提供することで、ユーザーのプライバシーに配慮しながら、広告主の広告効果の最大化に寄与するため、今後も機能アップデートを進めてまいります。

さらに詳しい情報は下記フォームよりお問い合わせください。