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手作業からの脱却!Power Automate Desktopを使ったExcelデータ加工自動化の導入事例

こんにちは。パーソルビジネスプロセスデザイン BX(ビジネストランスフォーメーション)事業本部の倉澤です。

皆さん、BIツールは使っていますか?
BIツールはとても便利ですが、使用するにはBIツールに合わせて投入データを加工しなければならない場合が多々あります。
このデータ加工作業が毎月のルーチン業務になっている企業も多いのではないでしょうか?
弊社でも、毎月のデータ加工作業に工数を何時間も使用していました。
しかし、Power Automate Desktop(PAD)の導入によって、工数の大幅削減に成功しました。

今回は、Power Automate Desktop(PAD)の導入を行い、手作業からの脱却・効率化ができた事例をご紹介します。


導入前の状況 📊

弊社ではBIツールにデータAを入れるため、毎月約1時間のデータ加工作業を行っていました。
この作業には以下のような手順が含まれていました。

  • 複数のExcelファイルから必要なデータをコピー&ペーストし、一つのシートにする作業

  • BIツールに適したデータの形にするためPower Queryでひたすらピボット作業を繰り返す。

導入のきっかけ 🌟

自動化前の作業では、このような問題点がありました。

  • 手作業はいつか間違いが発生しそうで不安……。

  • 他のデータも加工・投入しなければならず、全体的にデータ加工に時間がかかりすぎている。

  • もっと納品物のクオリティチェックに時間を割きたい。

また、個人的にPower Automate Desktopを使ってみたいという興味もあり、データ加工の自動化に向けてPADの導入を検討しました。

PAD(Power Automate Desktop)とは🤔

Power Automate Desktop(PAD)とは、Microsoftが提供するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールです。

またプログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップで直感的に自動化フローを作成できるため、多くの業務を効率化することができます。

基本的な機能であれば無料で使えます。

使って気づいた!PADでは実現が難しい(できない?)こと 💭

PADでフローを作成している際にいくつかの制約に気づくことになりました。
以下のようなExcel操作は、PADで行うことが困難でした。

  • セルの書式設定

  • テーブル化

  • Power Queryの実行など

画面ボタンの取得によってこれらの操作はできるものの、画面表示のタイミングによっては実行エラーが発生してしまうため、ツールの安定稼働を優先するために、Excel内での細かい作業はVBAに任せることにしました。

【作成イメージ図】

【実際のフロー画面】

フロー制御アクションの「リージョン」を使用して、アクションごとにブロックを作り、可読性の高いフローを意識しました👀

PAD(+VBA)を導入した結果 💼

PADとVBAを併用することで、データ加工作業は劇的に効率化されました。毎月1時間かかっていたデータAの加工作業が、なんとわずか1分で完了するようになりました!

【実行結果画面】

結果……

  • 手作業によるミスのリスクがなくなりました。

  • データ加工に費やしていた時間を、レポートやダッシュボードのチェック時間に使用できるようになりました。

みなさまもPADを使用して業務効率化をしてみてください。
では次回の記事もお楽しみに!


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