#223 珈琲〜その背景〜
『コーヒーで読み解くSDGs』という書籍を読む
最近良く耳にする「SDGs」という言葉
Sustainable Development Goals
持続可能な開発目標と言われるものであり
全世界が一丸となって取り組むべき目標である
そう言われてもピンとこない
そう、わたしもその一人
ようやく触りがわかるようになってきたが
まだまだ知識不足
それでも言えることは
今すぐできることは大いにある、ということだ
今回この書籍では
「コーヒー」にスポットを当ててSDGsについて
そしてコーヒーについて考察されている
毎日飲むコーヒー
コーヒー消費の多い日本
私たちのとても身近にあるコーヒーだが
その背景まで気にして飲んでるひとは果たしてどのくらいいるのだろうか
コーヒーの生産地は開発途上国に限られていて
先進国が消費している
生産者の貧困問題と言われるように
環境・治安・教育など劣悪な国もまだまだ多い
そんな国で
コーヒーは栽培されている
「コーヒー危機」
コーヒー価格が下落することで中南米は大打撃を受けているのだ
そこで「SDGs」を考える
コーヒー危機を救うには
品質のいいコーヒーを、その品質に見合った適正な価格で生産者から購入し
その品質を理解した上で消費者にかってもらえるようにすること
が必要になるのである
それが「サスティナブルコーヒー」
今の世代が楽しんでいるのと少なくとも同じくらい美味しいコーヒーを
将来の世代も楽しむことができるために努力しているコーヒー
コーヒーひとつとっても
環境破壊、教育、ジェンダー、エネルギー・・・様々な問題があって
それがSDGsに通じている
問題があるね・・・
だけで終わること無く
どうしたら
将来も同じように美味しいコーヒーを飲むことが出来るのだろうかと
生産者も消費者も
それらの問題に対して真摯に向き合いアクションを起こしているのだ
教育機関(大学のゼミなど)・企業なども
コーヒーで世界を変えようとしている
わたしは・・・
コーヒーが大好きで毎日のように飲んでいる
家でハンドドリップすることもあれば
マシーンで淹れたり
カフェで頼んだり
とても近い存在だったのに
その背景まで考えたことは無かった
豆を買うときも
生産国、その地域の特徴、価格、品質にこだわることなく
お手頃で美味しいもの
を基準としていた
しかし
ハンドドリップをすることが増え
この書籍を読んで
珈琲豆についてその背景も気になるようになった
昨日出先の近くにあってたまたま伺った「やなか珈琲」で
豆を焙煎してもらい購入したのだが
やなか珈琲さんのコーヒー豆は
どの国でどうやって作られ(標高・技法・製法など)ているのかが
わかりやすく明記されている
正直安くはない
gで考えると半額の値段で購入できる店も多い
今までだったらやめていたかもしれない
しかし
今回わたしは買った
こうやって
生産の背景がわかるお店で
しっかりとした値段のコーヒー豆を買うことが
まずは第一歩なのかなと思ったからである
ひとりひとりが身近に出来ることから
少しずつ、一つずつアクションを起こしていくことで
SDGsの目標に貢献し
これからも美味しいコーヒーが飲めることに繋がっていく