見出し画像

#31 貧しさって


ちゃんちーとすというYouTuberで知ったホセ・ムヒカさん

「大統領の報酬の9割を社会福祉基金として寄付」
「全財産はフォルクスワーゲンだけ」
「公邸は閉鎖」
「政府専用機ではなく、民間航空会社のエコノミー席か、他国の専用機に便乗」
「国会には普段着のような格好で出かけ、下町の食堂で国民とも気さくに話す」「ネクタイをしないし、野良仕事をしていたままのサンダル履き」
「南米最強といわれたゲリラ組織トゥパマロスで活動していて何度も逮捕され、13年近く収監」

型破りで驚く経歴の持ち主
「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれている

呼ばれているだけで

おそらく彼は全く貧しくない

貧しいなんて失礼

とまで思ってしまうのだが、、、


この本では
そのムヒカさんの妻であるルシアさんにスポットが当てられ語られている


人間味溢れ、己をしっかり持ち、強い気持ちで生きている

「生きる意味」をもっている人ほど幸せな人はいないのではないか

そう思うほど

自分の置かれている状況がどうであれ、ブレない「困っている人を助けたい」という意思

それが生きる意味となり彼女を凛とさせ輝かせている


日本は孤独すぎる

発展し、物や情報が溢れ、一見不自由なく暮らせる幸せな国に見えるが

人間らしさは失われ、心は廃れ、貧しさが渦巻いてる


心ここに在らず

そんな感じ


幸せを求めているはずなのに

全く辿り着けない


だって

何をもって「幸せ」なのかが分からない


そりゃ辿り着けない


読んでいて
何だか恥ずかしさを感じた


私欲にまみれ「もっと、もっと」
と求める私たち


「これだけあれば幸せ」
という基準が狂ってきている


本当の「生きる意味」を失っている
発展したことで心が貧しくなっている
発展を理由に人間らしさを捨てている


孤独の国、殻をぶち破れ


人間は孤独である
しかし単なる一人ぼっちではない

「一人じゃないということは、素晴らしい」

そんな大切なことを知っている孤独である


感情ある人間らしく

愛をもって生きよう

機械のうような人間ではいけない


決められたものだけに頼らず

そこから抜け出し

自分の意思で歩こう


貧しさから脱却するには

心を鍛える

よし


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?