スポーツ観戦の魅力について語る
僕はスポーツ観戦が好きです。自分が小、中、高と野球をやっていた事もあって、一番好きなスポーツ観戦は野球観戦です。
つい先日も、プロ野球のCS第三戦、阪神対DeNAを観戦し、その熱い試合に胸を打たれ、改めてスポーツって良いなぁと思いました。
ある時ふと、「スポーツ観戦の魅力って何だろう」と思ったので、今回記事にすることにしました。
不確実性
スポーツ観戦の魅力は不確実性だと思っています。どちらが勝つか分からないと言う状況が人をワクワクさせるのではないでしょうか。
程よい不確実性がスポーツ観戦をより面白いものにしてくれます。不確実でなく、勝敗が試合前から明らかである場合、その試合の観戦は面白くないものになるでしょう。
例えば、プロ野球チーム対少年野球チームによる野球の試合を考えてもらうと分かりますが、思い出作りとしての面白さはあったとしても、勝敗は明らかであり、試合そのものの面白さはないと言えるでしょう。(まぁ現実離れしているという点で、違った面白さがあるのも事実ですが)
どちらかが勝ってもおかしくないという試合状況が一番盛り上がるような気がします。
一見、試合前に勝敗が明らかであるような場合でもスポーツにはジャイアントキリングと呼ばれる番狂わせが起きる可能性があります。負けると思われていたチームが勝てるかもしれないというドキドキ、ワクワク感はたまらないですよね。
僕の中でジャイアントキリングと言えば、ラグビーワールドカップで日本が南アフリカを倒した試合を思い出します。
これまでラグビーの試合なんて見たことなかったのですが、この試合の結果にはとても興奮し、それ以来ラグビーの試合観戦をするようになりました。
このスポーツ観戦における熱を大きくする要素として、次の3つがあると考えました。
応援対象への帰属意識
試合の価値
他者性
これらの3要素について深く掘っていきます。
1. 応援対象への帰属意識
少し難しい言葉で書きましたが、一言でいえばファンであるチームの応援だとより熱が入るという事です。
帰属意識とは、「対象となる集団や組織の一員であるという意識」を指します。
応援対象のチームに帰属意識が芽生えている場合、そのチームの勝敗は自分事であるため、試合に勝てば自分事として喜べますし、試合に負ければ自分事として悔しい気持ちになります。
帰属意識は、国籍、出身、居住地域、母校などの要因から生まれてきます。
自分の出身地域のチームのファンになる人は多いのではないでしょうか。現に僕も、出身が神戸であり幼少期から阪神の試合を見ていたので、気が付いたときには阪神ファンになっていました。
他にも、母校が甲子園に出るとなると思わず見てしまう人や、国際試合になると日本代表を応援している人は多いのではないでしょうか。
自分事として応援できるという事が、スポーツ観戦をより熱いものにしてくれます。
2. 試合の価値
試合の価値、その試合が意味するものが大きくなるほど、応援に熱が入ります。
シーズン前半の1試合より、シーズン終盤優勝争い真っ只中の1試合。練習試合より引退がかかった高校三年最後の公式戦。どちらの試合の方が応援に熱が入るかは自明ですよね。
試合の価値が大きくなるほど、比例してスポーツ観戦の魅力や熱も増大します。
3. 他者性
他者の存在がスポーツ観戦をより楽しいものにしてくれます。
家で1人で観戦するより、友達と一緒に見たり、パブやパブリックビューイングで知らない人と一緒に見ることで、スポーツ観戦はより面白くなります。
喜びや悲しみ、悔しさを他者と共有する事自体が人間にとって快楽なのかもしれないです。
まとめ
スポーツ観戦の魅力は不確実性であり、その魅力を大きくする要因として、応援対象への帰属意識・試合の価値・他者性を挙げました。
スポーツ観戦のワクワク感は他に変えることのでない体験です。コロナの影響で声を出しての応援ができない日々が続いていますが、一日も早く元通りのスポーツ観戦に戻る事を願っています。
読んでいただきありがとうございました。