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採用上手になる!入社後ミスマッチを減らすためのたった4つの方法

採用担当者にとって仕事のやりがいを感じるときはどんなときでしょうか?もちろん人材が採用できたときにやりがいや達成感を感じることはあるかと思いますが、それ以上に採用した人が活躍したときにもっと大きなやりがいを感じると思います!

入社後、すべての人が活躍してくれればとても嬉しいことなのですが、現実は必ずしもそうではないかもしれません。きっと多くの採用担当者が「入社後のミスマッチ」に悩んだ経験があると思います。

今回はそんな入社後のミスマッチを減らすための方法をお伝えさせていただきます!

なぜミスマッチが起きるのか

理由は単純で理想と現実のギャップがあるからです。このギャップが生まれる原因を4つのパターンで簡単にご説明させていただきます。

1.自社の良いところしか伝えていない

早く人を採用したい、優秀な人を採用したいと考え自社の魅力や良いところをたくさん伝えることに張り切ってしまいますよね。もちろんこれも大切なことですが、求職者からするとワクワク感やキラキラ感で期待が膨らみ実際に入社すると「思ってたのと違う」「聞いていたのと違う」となり早期退職につながる可能性が高いです。

2.求職者のスキルや経験を見極められていない

どんな仕事をしてきて、どれだけの成果を出してきたのかだけで求職者を優秀かそうでないかを判断できるでしょうか?どんなに優秀な人でも会社の方針や仕事の進め方などの環境によっては最大限の力を発揮することができなくなってしまうので、見極めはとても重要かつとても難しいポイントになります。

3.入社前後のフォローができていない

面接が終わったから、内定承諾があったからと言って求職者のフォローも終わっていませんか?内定者にとっては入社が決まった途端に会社からの連絡が無くなることほど不安なものはありませんよね。

また入社後も仕事面だけでなくメンタル面でもフォローができていないと、相談したくてもできない、どのタイミングで話しかけたらいいんだろうとストレスを抱えていってしまいます。

4.求職者(入社者)の理解不足

企業側だけがミスマッチを減らそうと努力をしても効果はないです。というのも、求職者側もしっかりと転職先の業界のこと、会社のこと、職種のこと、あるいは自分のイメージするキャリアが叶えられるのかなどを調べて理解を深めていないとミスマッチを減らすことはできません。


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ミスマッチを減らすためにできること

1.自社のネガティブな部分も伝える

良いイメージだけを持って入社した場合、少しでもイメージと違うことがあるとモチベーションが下がってしまいます。ですので、欠点やネガティブな部分も正直に伝えることが重要です。ただし「ただの嫌なイメージ」と思われないように伝え方にも気を付けてくださいね。

例えば「任せる業務が多くて残業もある」という場合「優秀な方には裁量広く業務をお任せます。そのため繁忙期は遅くまで仕事をすることもあります。」もしくは「残業が多く大変な仕事ですが、その分他社では経験できないことが若いうちから経験できたり、営業マンとしての成長スピードも早いです」と伝えるとネガティブな部分も正直に伝えつつ、嫌なイメージだけで終わることは少ないですよね!

また実際に会社や面接官が経験した大変だった出来事、それを乗り切った経験を伝えることで求職者には働くイメージや覚悟感を持ってもらうことができるかと思います。

ネガティブな情報を求人票や面接の場で伝えることで、応募や次回選考を辞退される可能性もありますが、そのような方は入社してもミスマッチになる方なのでポジティブに捉えましょう!

2.求職者のこれまでの経験や志向について質問をする

どんな仕事をしてきて、どれだけの成果を出してきたのかだけではなく、どうやって成果を出してきたのか、最大限の力を発揮できるときはどんなときか、得意なことや苦手なことは何か、入社して何がしたいのか、将来のキャリアパスは何かなどをしっかりと質問して求職者がどんな人なのかを知ってください!そして自社で活躍できる人なのかを見極めることが重要です。

求職者も面接官から質問をされることで「自分に興味持ってくれている」と感じ、志望度もグッと上がるかもしれません!

3.入社前からフォローをする

入社手続きの連絡だけでなく、内定者と配属先のメンバーとの懇親会の場を作ったり、入社前の課題を与えたりなど様々な方法があります。また内定承諾をもらう前でも、数日間実務に入ってもらい入社後のイメージをつけてもらう企業も増えてきています。そうすることで業務だけでなく人間関係が合わないということも防ぐことができます!

もちろん入社後も上司や先輩だけでなく、人事や採用担当者など業務で関わることが少ない人からもフォローすることで、入社者の悩みを早期に拾い、解決できることがあるかもしれません。

また、内定者や入社間もない人に自社の面接やフォロー体制についてフィードバックをもらったり、入社前後のギャップを聞くことで面接の質を上げることもできますよね。

4.会社や業界の情報提供をする

求職者側が積極的に情報収集をすることが大事だと思いますが、正しい情報を収集できているとは限りませんよね。求職者に積極性があるか見極めたり、正しい情報を伝えるためにも「会社について、職種について、業界についてはどのようなイメージを持っているか」のような質問をしてみると良いと思います。

これも求職者にたくさん質問する状況と同じで、会社や業界について情報提供することで、面接の印象は良くなるので志望度がグンと上がることが多いです!

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ここまで長々と書いてきましたが、これって恋愛に似てませんか?(笑)

自社のネガティブな部分も伝える
自分の長所も短所も教えてくれる人って信用できますよね!
求職者のこれまでの経験や志向について質問をする
わたしに興味持ってくれてるんだって好感持てませんか?
入社前からフォローをする
デートの約束以外にも定期的に連絡くると嬉しいですよね!
会社や業界の情報提供をする
自分の生い立ちや家族、友達の話、趣味の話などで共通点あったら話が盛り上がりますよね!

前回のスカウトメールの書き方にも少し書きましたが、採用は恋愛と同じように考えるとイメージしやすいと思います!


どれだけやっても入社してみないと実際のところは分からないことって多いですよね。でもそれを言い訳にして対処できることを疎かにしては、自社にとっても求職者にとっても良いことは1つもありません!

そのためにも面接や面談の場でお互いの理解を深めるための時間をじっくりを取ることが大切だと思います。

すぐにできることばかりだと思うので、ぜひ実践してみてくださいね!