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今日の研修日記842【教育の未来を改めて考えてみた】
「第6回OECD2030年の教育と技能の未来に向けたグローバルフォーラム」っていうのが自宅から車で10分ちょいのところで行われるらしいと聞き、興味本位で申し込んでみました。
なになに、OECDの方々が来日し、非認知能力やSELの視点から新しい時代に向けた学びや教育の変化に対する生徒や教員の在り方と、そのために必要な環境整備や支援を考える、とな。今までずっと学び続けてきた僕の興味の、どストライクの分野ではありませんか。
しかも当日は、参加の高校生と大人たちのディスカッションまであるとのこと。他校の高校生たちとの対話なんて、滅多に経験できるものでもなし。行くしかなし。
かくして申し込んだのちに知る。え、全部英語?え、グループディスカッションのモデレータをしろ?しかも英語で?
ちょっとだけ参加のハードルが上がる。
とはいえ平日に学校を抜け出せる魅力には抗えず、本日参加してきた次第であります。
青学のワークショップデザイナー講座で学んだことが、ここで役に立ったことは言うまでもありません。WSD関係者の皆さん、ありがとうございました。おかげさまで、参加者の前のめりの姿勢を少しだけ引き出すことができました。
しかし、こう言う難しいトピックについて英語で話したいなんていう高校生たちって、やっぱりすごい。中には「周りの人みたいに自分は全然英語が話せないし」とか「周りと比べて自分は全然」なんていう子達もいたのですが、この場に来ているだけであなたたちは素晴らしいんだよと声を大にして言ってあげました。外に出てこそ初めて自分の学びが自分に返ってくるんだよ。
もちろん、非認知能力とかSELとかそれだけでこの先世の中を渡っていけるわけではなく、アカデミックなスキルが必要なことは言うまでもないことです。しかし、アカデミックなスキルと非認知スキルはセットで考えられるもので、場面を分けて育てるものではないと言うことを、もっともっと多くの教育関係者や保護者に広めていきたいと思いました。大人側の理解やアンラーニングや課題の再定義って、本当に大事。