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私の弱さを捨てる道/私の強さに出会う旅


今回は今年の2月に行った暑い暑いカンボジアのとある村のお話をしたいと思います。ガスも電気も水道もないとある村のお話です。


首都のプノンペンから車でゆられて3時間。道路の舗装がなく、激しく上下する車内でジャングルクルーズのBGMを脳内再生させながら、景色の代わり映えない車窓を眺めていく。
ところどころに見受けられる竹でできた蔵のような家が唯一の個性。
そんな中、ついたのが村の小学校。3日間私の拠点となる場所だった。

ここでの3日間は驚きの連続だった。
貯めた雨水を桶で汲み取り、シャワー代わりにする毎日。
木の上に薄い布を敷いただけの寝床。
午前3時に枕元までやってきた鶏による大音量のアラーム。
そんな衝撃な出来事に殴られ続けていて途中から感覚がなくなった。

午前5時には子どもたちと走り回り
午後8時には泥のように眠る。
ゲーム機なんてあるわけなく、電波も通じないからスマホも使えない
唯一の遊び道具は木の枝。それを取り合うゲームを30人で2時間楽しむ。


とにかく幸せだと思った。これ以上いらないと満足感も覚えた。

物で溢れて、なにもかも満ち足りている生活では出会えない幸せの中で
私の弱さを消した。
そして私の、人の強さに出会った。

これからの生活の中で
なにかを手放すことに恐怖心を抱いたとき、この経験は財産になる。

さあ、旅に出よう👣

日の出を邪魔するものはなく、村の朝は早い。

#わたしの旅行記

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