魔女の森のおひめさま7 #物語
くる日も、くる日も繰り返される執拗な折檻。
戯れに、私にかけられる優しい言葉も、裏を返せば私の伸びやかな期待を込めた視線を欲しがっているただそれだけの行為でしかない。
甘い言葉の後には、決まってきつい折檻の時間がある。
絨毯に歪に伏せさせられる。
顔を踏まれて息もつけずにいる。
恐怖と共に深い安堵も感じる。
所詮楽しいだけのそんな甘い世界ではない。
苦しみと喜びは同程度だけ、やってくる。
だから苦しみを感じれば感じるほど、不思議と安堵を感じてしまう。
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