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「自分らしさを発見し、自分らしく生きる」という戦略

不確実性の時代と言われて久しい。

ビジネス界でも少し前、VUCA(ブーカ)という言葉が流行りました。現代の特徴を表現する「Volatility:変動的で」「Uncertainty:不確実な」「Complexity:複雑で」「Ambiguity:曖昧な」の4つの頭文字をとった言葉です。

元は、冷戦終了後の複雑化した国際情勢を示す米軍の軍事用語だったようだけど、あらゆるものを取り巻く環境が変化し、将来の予測が困難になっている状況は、国際情勢だけでなく、ビジネス環境や市場でも同じで、だんだんと使われるようになって広がったようです。

そして、これはいまや個人や家族、コミュニティレベルでも感じられることのように思います。いまや10年後自分がどこで何をしているかは予想がつかない。

だから、これまでのように予測を立てて対応を準備するというより、「何が起きてもなんとかなる」という精神を培う方がより重要でしょう。

不安に飲み込まれあたふたしていると、ろくな準備も対応もできない。一方、安定した心持ちがあれば、緊急時の対応も、備えも、よりよいものになるでしょう。

環境や自分自身について、こうでなきゃいけない、こうであるべきだ、が多ければ多いほど「不確実性」に対応できなくなるし、それが外れて身軽であればあるほど対応しやすいでしょう。

生き延びる上で身につけたさまざまな「べき」を外して、

自分らしさを発見し、自分らしく生きる力を育てられれば、不確実性の時代は怖くなくなります。

僕自身が「べき」の山に囲まれて育ちましたが、自分らしく生きる力を育てるべく試行錯誤しながら生きています。まだ先も長いですが、ガチガチで窒息死しそうだった昔から較べるとかなり目指す方へと歩いてきました。

これからも仕事を通じて、自分らしさを発見し、自分らしく生きる力を備えた人をどんどん増やしていこうと思います。

先日目にした言葉が刺激になって浮かんだことを言葉にしてみました。
最後まで読んでくれてありがとうございます。

すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。安住してはいけない。心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけたときには、自然とわかるはずだ。

スティーブ・ジョブス

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