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放っておく力

「放っておけない人」っていませんか?

うちの親がそうでした。

箸の上げ下ろしから、
歩き方や、
時間の過ごし方、

目についたことはすぐ言わないと気が済まない、

箸の持ち方は常に目を光らせている、
内股で歩くと「女々しい、堂々としなさい」、
ひと息ついてると「勉強しなさい」。

息抜く暇がなく、子供ながらに苦労しました。


「放っておけない人」は悪意があるわけではありません。
どちらかと言うと善意の人が多いでしょう。
相手のためを思って、というわけです。

しかし始終、
「放っておけない」
「言わずにはいられない」

という衝動を感じる場合は、
本人も気づかない思いが、
裏に隠れていることでしょう。


このような場合、
相手に囚われてしまっています。

なぜ相手に意識を置き続けてしまうのか?
自分のことより相手のことが気になって口出ししてしまうのか。

親子や夫婦では、比較的起きやすいでしょう。
職場や親しい友人間でもよくあるかもしれません。

相手の役に立っていることで、
自分の存在意義を確認したいのかもしれません。

エネルギー的に、
ウワバミのように相手を飲み込むことで、
擬似的な一体感を味わっているのかもしれません。


こうした関係が続くと、
相手や自分への信頼や尊厳が失われていきます。

無意識的な心理的取引がなされる、
共依存関係へとなだれ込みます。
これは互いを弱めてしまう不健全な状態です。


自分、放っておけない人かも、または
放っておけない人がそばにいるかも、

そう思えた方は、ラッキーです。
なぜなら気づくだけで影響が減りますから。

なぜ口を出したくなるのか、
なぜ自分はその関係の中にいるのか、

隠れた思いを探ってみるといいですよ。

人間関係がよりよくなるヒントが
見つかるかもしれません。


隠れた思いを探る、
内観の力をつけるには、
こちらが役に立ちます。

▼覚醒塾2022


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