長年の課題の解決
「人に優しくしよう。」
「自分を大切にしよう。」
「自分らしさが大切。」
「あなたはあなたのままでいいのよ。」
よく聞く言葉だし、
たいていは異論もないでしょう。
でもこれって甘やかしや、嫌なことから逃げるのに使われることも多いもの。
実際、人に優しく接することで、関係が良くなったり、物事が進むこともある一方、本当は改善してほしいことがあるのに、優しく伝えたが故に伝わらず、許されてると捉えられ、改善の芽が摘まれる、なんてこともあります。
そんな時は違和感を感じます。
この件については以前からずっとモヤモヤしていましたが、今日散歩中に、ある見方を取り入れると解決することに気づきました。
それは、小我と大我という概念です。
言葉は何でもいいですが、対比的にわかりやすいので使います。
小我は、エゴや自我と言ってもいいでしょう。
大我は、本質的自己や魂、神性と言ってもいいかもしれません。
相手や自分を見るとき、小我に気をとられずに大我を見抜く。
そして、大我を大切に優しく慈しむ。
小我は(いい意味で)軽く扱う。ときに見過ごし、時に訂正する。
人間の本性は大我であって、小我は見かけ。
このように捉えることで、「人に優しくする」や「自分を大切にする」の本意が正しく捉えられるでしょう。
それは人間の本質的自己や神性を大切にするということ、本質に対し優しくする、という話であって、エゴや自我を肥大させたり甘やかすことではない、という理解です。
夜散歩しながらふと浮かびました。
散歩の効能は本当ですね。
これで、「相手や自分に優しくする、大切にする」ことの精度が上がりそうです。
一件落着。めでたしめでたし。