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40 バガボンドを読み終えて

はじめに。通信障害の影響で、一度打ち込んだ文章が全消去となってしまいました…。


さて、スラムダンクやリアルといった漫画の作者である井上雄彦さんの作品

『バガボンド』を読み終えました!

どんな物語かというと、

主人公である剣豪・宮本武蔵が「天下無双」を追い求めて、様々な敵と斬り合い、武を極めていく中で、「本当の強さ」とは何かを考える物語です。

物語の序盤は、単純な剣術の強さを求め、命のやりとりをします。

吉岡清十郎という強敵を倒し、70名もの敵をたった一人で倒したりと、確実に強さを手に入れた宮本武蔵。

しかし、手応えはなく、心の中には、モヤモヤ感だけが残ります。

「本当の強さ」とはなんだろう。

物語中盤で、「天下無双」とはただの言葉に過ぎないと知った武蔵。

そこから、「本当の強さ」とは何かを追い求める武蔵の葛藤が始まります。

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☆ ☆ ☆ ☆ ☆


バガボンドという漫画を通して、学んだことがあります。

「本当の強さ」とは存在しないからこそ、

「本当の強さとは何か?」という問いに対する

「自分の答え」を見つけようとすることが大切ということです。

宮本武蔵が、たくさんの迷いや葛藤を繰り返しながらも、歩みを止めずに、「本当の強さ」を探し続ける姿は、本当にかっこいいです!


これをボクの仕事である”小学校教師”に置き換えて考えてみると、、、

「本当の教育」というものは存在しないと言えます。

たくさんの人が、色々な教育を語りますが、そこにたった一つの答えなど存在しません。

時代が変われば必要な力も変わりますし、一人一人の子どもに必要な力も変わってきます。

完璧で、完全な指導方法や教育観など存在しません。

だからこそ、「本当の教育とは何か」に対する「自分の答え」を追求し続ける教師であることが大切なのだと思います。


誰かに押し付けられた指導方法で授業スタイルを確立させるのでもなく、

本に書いてる指導方法を真似して学級経営を完成させるのでもなく、

悩み、迷い、失敗しながら、自分の教員人生を通じて、「自分なりの教育」を実現させていきたいなぁと思いました。

諦めたらそこで試合終了です。


最後に。作中で、特に心に残った言葉です。

武蔵に幾度となく気付きを与えてくれた”沢庵”というお坊さんの言葉です。

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自分自身の目で、心で、広く「教育」というものを考えていく必要があると感じました。

忙しさに翻弄されがちな仕事だからこそ、「教育」の本質を見つめることを忘れてはならないと思います。


「小学生の子どもに本当に必要な力とは?」

「小学校のあるべき姿とは?」

「教師としての役割とは?」

心の中に、常にこんな問いを持てるように。


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