45 教室が暗いなぁと思ったら…
日々子どもたちと生活していると、
「あれ?なんか子どもたちの雰囲気が暗いなぁ。」
「なんか元気、やる気がないなぁ。」
と感じることがあります。
昨日の私は、そんな感じでした。
そんな時は、必死に盛り上げたり、笑わせたりして教師の側から雰囲気を良くしようとしてしまいます。
対処療法的に一瞬明るくはなるのですが、結局全体の士気は上がりません。
こんな時は、悩みます…。
「なんで子どもたちはどんよりしているんだろう。」
そうして、子どもの側から理由を考えてみると、あることに気づくんです。
子どもを認める声かけや関わりができていない
授業をどう行うか、
子どもへの指導をどうするか、
放課後の仕事をどう遂行していくか、
空きコマをどう使うか、
そんなことばかりを考えていると、子どものことを見なくなっている自分に気づくんです。
振り返ると、
この「子どもが生き生きとしていない→子どもを認める声かけや関わりをしていない」という思考プロセスを
今まで何度も経験してきたように思います。
やはり、子どもたちの生き生きとした姿には、教師の温かい声かけや関わりが欠かせないんですね。
そして、これは、「子どもを認める声かけや関わりをすればよい」というハウツー(やり方)を身につければ良いという話ではないと考えます。
身につけるべきはやり方ではなく、在り方です。
子どもたちの頑張り、アイデアに対して、「すごい!」「頑張ったね!」と感じることができるかどうか。
子どもの何気ない優しさや思いやりに対して、「素敵だな。」「幸せな気持ちになるな。」と感じることができるかどうか。
いつも子どもの頑張りや成長を見逃さないように観察することが、子どもを支えるために大切であると思えているかどうか。
自分の教師としての在り方を磨いていくことが、結果として子どもたちを生き生きとさせ、温かい空気を作るのではないかと考えています。
そんなことを振り返って挑んだ今日一日。
子どもたちをよく見て、心が揺れた瞬間があったら、すぐに子どもたちに声かけや関わりをしていきました。
「〇〇さん、掃除すごい丁寧にやっているね。」
「〇〇さんの昨日の家庭学習ノートがすごくてさ。みんなに紹介したいんだけど…。」
「〇〇さんの反応が気持ちいいんですよ。」
「〇〇クラブの三役が、ものすごい活躍でした。」
きっと、いつもの数十倍は価値づけ言葉を子どもたちに伝えることができたと思います。
改めて、子どもの姿は、教師の姿が鏡として映りますね。
ミラーの法則です。
教師が温かい言葉を投げかけるようになると、子どもも温かい言葉を使うようになります。
自分はどんな教師で在りたいか
子どもの頑張りや成長を大切にして、言葉で伝えることができる教師で在りたいなぁと思いました。