見出し画像

【守るべき場所はどこ?/歯周病について】#10

おはようございます。

smile☺︎まもり隊/隊長Yumiです。

昨日、4月4日は歯周病予防デーでした。

これは歯周病罹患率80%という日本の現状を改善しようと、全国の歯科衛生士が立ち上げた新たな歯周病予防法(歯肉のプラークコントロール)の普及活動を行う「Goodbye Perioプロジェクト」が制定したもので、歯周病のシ=4と予防のヨ=4を語呂合わせと、プロジェクトが本格的に活動を開始した日でもあります。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://goodbyeperio.jp/

現在、不特定多数の方が集まるイベントに関して、フロス指導時の濃厚接触がウイルス感染のリスクを高める可能性があるため活動自粛となっています。

プロジェクトメンバーとしては、とても歯痒いところですが、クリニックに来院される方にはいつも通り歯周病予防についてお話しする時間を大切にしています。

そんな時、患者さんとチェックしている項目がこちらです。歯周病チェック!!

是非、みなさんもご自身のお口の状態を思い出しながらチェックしてみてくださいね!さて、当てはまるものはあるでしょうか?

画像1

さて、いかがでしたか?患者さんの中には

「歯ブラシの時は出血しないけど、歯間ブラシをやった時々血が出るかな・・・」と教えてくれる方もいます。

そんな時は「歯みがきの時は血が出ないけど、歯の間からは血が出るのですね?それってどうしてだと思いますか?」とお聞きするのですが

「うーん。。。いつもより強くやり過ぎたから傷つけたのかなぁ?」と。

ふたりして、なんでだろう〜?こうだからかなぁ?と原因を深く掘り下げていきます。(笑)この時間が好きです。なぜなら、患者さんが持っている情報を教えてもらうと、まだ知らない情報やアップデートが必要な情報がわかってくる楽しい時間だからです。

「血が出る場所がどうなっているか知りたいですか?」「えっ!?見れるんですか?」「知るのが怖いなぁ・・・」「見たいです!!」反応も様々です。

自分では見れない場所をミクロの世界から覗いてみるとこんな環境なんです。

(バイオフィルムについては以前の#2,#4もご参考にしてみてください)

スクリーンショット 2021-04-05 9.01.03

①右下写真。歯に付いた白いモノが、歯垢=バイオフィルムです。目で見えるところ。見えないところなら、舌が触れてわかるのか、届かないからわからないのかもしれません。

②左写真。歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)にはたくさんの細菌がいて、歯の面には歯石とバイオフィルムがついています。歯ぐきには毛細血管も描かれていています。

③右上写真。バイオフィルムを拡大すると、いろんな形の細菌がくっつきあっています。細菌も密な状態ですね。細菌がいろんな場所に存在しています。

さて、この写真を見て何か気になることはありましたか?知りたいことはありますか?

こうして普段見えない部分を拡大してみると、改めて気づくことがあります。以前、自分の口腔内の細菌を顕微鏡で見たときびっくりしたのと同時に、まるでお腹に赤ちゃんが宿った時の喜びにも似たような不思議な感覚がありました。(笑)元気に動き回っているお口の中の細菌。自分の中の生命体に神秘的なものを感じたのだと思います。でも、わたしは身体にとって病気の原因になる細菌とはさようならしたいです!!

4月は歯周病について投稿していこうと思います。みなさんと一緒に情報アップデートしていきたいのでご意見・ご感想お聞かせくださいね。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました☺︎

smile☺︎まもり隊/隊長Yumi



良かったら応援してください!あなたのactionが嬉しいです☺︎