竹内結子さんと三浦春馬さん
実は僕は竹内結子さんと仕事を一度だけしている。
室井滋さん主演の連続ドラマ「凍りつく夏」に出演して頂いたのである。
当時まだ竹内結子さんは売れる前で、「スターダスト」という大手事務所からの推薦で決めたと思う。
役柄は当時、人気が出始めていた16歳の藤原竜也くん。
「男」の僕が側に行っても、彼の「匂い立つ様な色気」にとっても惹き付けられた。
「若い女性」が彼に恋をするのも当たり前だと。
竹内結子さんは藤原竜也くんの、高校の同級生役で、セーラー服姿で出てもらった。
1話ワンシーン程度の役だったが、とっても可愛くて清楚だった。
彼女が演じる女子高生は最終的に「ビルの屋上から飛び降りて自殺してしまう」のだ。
映画「いま会いにいきます」や数々の主演ドラマを観て、彼女の魅力の虜になった。
だから、竹内結子さんが「自死」を遂げられた時、ものすごくショックだった。
僕の印象では「自ら命を断つ事」とは真反対にいるイメージだった。
そして、三浦春馬さん。
同じく、コロナ禍で「自死」された。
コロナ禍では、「いつドラマや映画の撮影が再開するかという目処」さえ見えなかった。
「テレワーク」が出来る僕たちサラリーマンと違って、撮影は俳優が撮影現場に足を運ばないと始まらない。
当時、テレビでも「新たなドラマ」の撮影は全て止まっており、「過去の人気ドラマ」の再放送で凌いでいた。
こうして、コロナ禍が明けてみれば、再び「ドラマ」や「映画」を作れる事が分かるが、当時の竹内結子さんや三浦春馬さんは想像もつかないほど、思い悩んだに違いない。
あれから、すでに4年。
日本ドラマ界・日本映画界は素晴らしい俳優さん二人を失ってしまったのだった