【高3向け】受験校の決め方
こんばんは。
今日で8月が終わり、明日から新学期の方が多いのではないでしょうか。
夏休みが始まるとき、長期休みに追い上げようと意気込んでいたら、あっという間に時は過ぎ、やろうと思っていたことをクリア出来なかった
と、高校三年生の夏の終わり私は思っていたものです。
今回紹介する受験校の決め方の対象者
は、
①夏までに基礎固めが全くできていない方
②受験対策を全くしていない方
③志望校に全く届きそうもない方
です。
たとえ、模試の判定が芳しくなくても、基礎固めをしっかりして、コツコツ努力してきた方は、そのまま諦めずに突き進んでください。最終的には粘った者勝ちです。応援しています!
さて、①~③の方に読んでほしい、
受験校を決める際の考え方
を記します。
これが正解というわけでは全くないので、一意見として目を通していただけたら幸いです。
[ステップ1]
受験科目を絞る
3科目、2科目受験のある大学を探しましょう。
4科目以上になると、1科目あたりの質が下がります。危険です。
[ステップ2]
文転するなら今
(1)国公立の理系志望で金銭的に私立理系は厳しいという方
(2)理系志望で大学のレベルの高さは譲れないという方
は、文転をおすすめします。(上記の対象者①~③に当てはまる人)
私立文系の学費は、比較的安いところで4年間、約400万円です。
国公立の学費が4年間おおよそ200万円に対して2倍ですが、私立理系は1年間150万円以上かかるところも少なくありません。
利子のつかない奨学金制度を設けている行政もありますので、現役合格を目指す方にはおすすめです。
大学のレベルを下げたくない方は、(数学、英語、現代文)(数学、英語、小論文)で受けられる大学/学部/学科もあるので、探してみましょう。
[ステップ3]
現時点での、(1)自分に合うレベルか、(2)1つ2つ上の大学/学部/学科 + (3)安全圏(最低でも1コ)を選ぶ
高すぎると挫折しがちです。受験はメンタル勝負でもあるので、ムリすぎる計画、きつすぎるスケジュールをたてると急に頑張れなくなる日が来るかもしれません。最初は少ない時間から始めて徐々にギアを上げていきましょう。
そして、現役時に安全圏を1コ以上受けておくことくが、お勧めです。浪人をしたからといって、確実に1つ2つ上の大学に合格できるわけではありません。むしろ、浪人をして受験を成功させる方が、現実は難しいです。その理由は、習いたてのモチベーションとの違い、孤独との闘い、現役生の追い上げなど、色々とあります。浪人中に、病院を行ったり図書館に行ったり銀行に行ったり、新しく行くところで書く個人情報の所属欄に記入するときなど、今までは何とも思っていなかった場面で、社会から疎外された気分になる人もいます。浪人をして入学してからも、誰かと出会う度に年齢を説明することも、毎回となると面倒に感じる人もいるでしょう。それを含めての、浪人する覚悟なのだと思います。浪人をする覚悟がある人、何かしらご事情がある人も、現役で安全圏を1コ以上受けておくと、入学しないとしても自信が持てるので、お勧めです。
[番外編1]
指定校がとれるなら取る
何度も言いますが、上記の①~③に当てはまる対象者に限りですが、大学3年生で編入することも可能ですので、浪人を絶対したくない・出来ないという方には、おすすめです。
[番外編2]
理系,文系 / 学部 / 学科名にとらわれず、”カリキュラムを見て選ぶ“
「この名前がついているから、」
「この学科長のメッセージが自分の学びたいことと合いそうだから、」
と受験する学部学科を選ぶと、可能性狭めてしまうかもしれません。
学科のhp上に、”カリキュラム“が載っているので、何の授業が受けられて、何の授業が選択科目で、必修科目なのか、確認してみましょう。
※載っていなかったら、「大学名 シラバス」で調べてみるといいでしょう。
最後
になりましたが、体調管理に気をつけて、出来ること(短時間・基礎固め)から積み重ねていき、休息も忘れずにとって、それでも毎日15分以上は受験対策をしていきましょう。
最終的に選択権があるのは、自分だけです。やらなかった後悔より、やって後悔をして、やっと自分の人生を歩めたことに、私は価値を感じています。しかし、どんな結果になろうと、それで人生は終わりではなく続いていきます。そして、ゆっくりでも足を止めない限り、なるようになります。進路は自分で決められること、自分の人生は自分で責任をとるしかないことを、心のどこかに置いてもらえると嬉しいです。