キンモクセイ(金木犀)の香る季節…懐かしい香りに癒され。
今日ウォーキングをしていたら、どこからともなくキンモクセイの匂いがふわ〜っと風に乗って漂って来た。
私はキンモクセイの花も匂いも大好きだ。
私の生家の玄関先にキンモクセイの木があった。
かなり立派な木だったから、随分前からあったのだろうと思う。
夏が終わると橙黄色の花が咲き、甘い匂いが一面に漂う。
花が散り始めると、木の根っこの周りが橙黄色で
掃いてしまうには勿体無いような感じで…それはそれは綺麗だった。
『オレンジ色の絨毯みたい、ずっとこのままがいい』と幼い私は母に言っていた。
かなり遠くにいてもキンモクセイの存在は分かる。
ジンチョウゲ、クチナシと合わせて日本の三大芳香木として知られている。
橙黄色の花は生薬として、うがい薬や薬酒の原料となり、胃炎、低血圧症、不眠に効果があるという。
独特の甘い香りに癒され、なぜかホッとする。
また、シロップにしたり、砂糖漬け、お茶として用いられ親しまれて来た。
キンモクセイは思いの外たくさん花言葉を持っている。
一度かいだら忘れられない香りということから
『初恋』
酔いしれてしまうほどのうっとりする芳香から
『陶酔』
小さな花をつけることから
『謙遜』
離れた場所でもキンモクセイの存在がわかることから
『真実』 『真実の愛』
キンモクセイの香りが高貴な印象を与えることから
『気高い人』
キンモクセイの強い香りが邪気を祓うということから
『隠世』
どの花言葉も素敵で…
なるほど!と納得してしまった。
ちなみに、金木犀の金は花の色から、
木犀は樹皮が動物のサイ(犀)の足に似ていることから、命名されたと言う事だけど、
咄嗟に書いて下さいと言われても難しくて書けない
…そう思うのは私だけでしょうか。