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InnoVEX@台北、ビジネスピッチ決勝進出者候補を勝手に選んでみる ※追記
4月末の修了式から、はや1か月……。noteでの沈黙の日々が破られる日が来ました!(そもそも何を沈黙してんだって話ですが) #Nサロン 海外イノベーションの現場発掘ゼミ、通称「 #台北視察ゼミ 」の現地から、復習ノート1本目。
このゼミは、アジア最大級の展示会&テックイベント「COMPUTEX&InnoVEX 2019」に合わせて行われています。ゼミの“規定演技(必修)”として、皆がこのイベントに何らかの形で関わりをもつことになっています。
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InnoVEXピッチコンテストとは
僕の場合は、”実用最先端”の製品見本市とされるCOMPUTEXよりも、スタートアップや技術の種が集まりそうな「InnoVEX」の方により惹かれていました。その名称からも溢れんばかりのイノベーションの匂いがする気がする。特に注目が、総額35万USドルの賞金が出る、ピッチコンテストです。
ピッチとは:
自社の事業計画や将来性を短時間で端的に述べ伝える催しであり、主にスタートアップ企業が投資家から出資を募るために行われる。
このnoteでは、初日に準決勝のピッチを聞いた中から勝手に決勝進出の候補者を選びます。準決勝は、19カ国141チームから選ばれた31社が12社(初日AM)・12社(初日PM)・7社(二日目PM)に分かれています。まず、見ることのできた12社(初日PM)から、僕のワクワク感だけで候補者を選びます。決勝進出は8チームの予定なので、見た中からは単純計算で2〜3社が選ばれることになりますね。
ピッチコンテストの概要はこちら
https://download.taiwantradeshows.com.tw/files/showMenu/CP/SM028452.pdf
登壇者リスト
https://innovex.computex.biz/2019/SHOW/pitch.aspx
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▼候補1:lululab Inc.
lululab Inc.
Country: South Korea
Booth Number: A0805
Website: http://www.lulu-lab.com
Company Industry: Health & Biotech
lululab
— ふぁーふぁー|Nサロン1期生 (@smfafa) May 29, 2019
‐ サムスンからのスピンオフ
- 専用デバイスによるAIスキンケアアシスタント。
- リアルタイム顔認識+肌状態の領域別6分類(ディープラーニング)
- B2B→B2C→データビジネスも視野に(詳細はconfidential)。なるほど。#InnoVEX2019#PiStge
登壇者の女性みずから「肌のメンテに掛けたお金が”よい使い方”になっているか知りたい」と語っていたのが印象的。
また、「男子はまっっったく気にしないみたいだけど(ちょっと意訳)」とも。それに対して、MCの男性が「Exactly! 僕がそう」と笑いを取ったあとで「でも、そこに新たな市場あるよね?」と返す力量よ……。
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▼候補2:Empath
Empath
Country: Japan
Booth Number: A0814
Website: https://webempath.com/
Company Industry: AI
Empath
— ふぁーふぁー|Nサロン1期生 (@smfafa) May 29, 2019
- 感情AIのSDKとAPI
- リアルタイム解析に強み
- 言語を解析してるわけではない
- 5~10分の音声データで精度向上#InnoVEX2019
唯一、日本からの参戦。過去の実績で出てくる企業名が強かった。事業規模とピッチ規模が合ってない感じはしたけれど、技術にワクワク感を感じたので挙げる! to B向けのSDK&API提供って、AIビジネスのお手本のような形なんだろうなあ。
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▼候補3:Onesoftdigm (OSD)
Onesoftdigm (OSD)
Country: South Korea
Booth Number: A0805
Website: http://www.onesoftdigm.com
Company Industry: Enterprise Software
OSD
— ふぁーふぁー|Nサロン1期生 (@smfafa) May 29, 2019
OneSoftDigm
- 手のひらサイズの体組成計
- 体組成の個人差に応じてパーソナライズされたヘルスコンテンツ(? 具体的に把握できず)を提供
- 日本、韓国、アメリカでもクラウドファンディング
- 300万USドルのプレシリーズA調達したい#InnoVEX2019
過去の自分がこうでした、といって写真を晒しながら話す登壇者。自信に溢れた感じが印象的。そこはかとないR◯ZAP感。質疑が盛り上がっていた。ピッチコンテスト、という観点なら選ばれる気がする。
二日目PMの7社、そして決勝進出者が楽しみです! 足を運んでみてはいかがでしょうか?(そこはかとないアフィリブログ感)
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追記:ピッチの結果
ピッチの結果を,公式(台湾貿易センター)によるレポートから引用します
今年の賞金総額は42万米ドルに達しました。MedFluidが、最優秀賞金3万米ドルを獲得し、企業特別賞にはOmniEyes、Mind&Udea Fly、Onesoftdigm、PurCityが、スタートアップテラス賞と6万米ドルを獲得しました。MTAMTechは、Taiwania Capitalから10,000米ドルを授与され、Ganzin Technologyは、クアルコムから10,000ドルの賞金を授与されました。
出展:https://kyodonewsprwire.jp/release/201905296918
受賞チームのうち,現地でピッチを見ることができたのは3社。OmniEyes,Mind&Idea Fly,Onesoftdigmです。これらの企業の情報を今後もウォッチして,自分の目利き力を確認します。