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売茶翁の「鴨川に遊び茶を煮る」の碑を見に行く
売茶翁の話ばかりなのだけど、推し旅なんだから仕方がない。漢詩や絵にある景色を見てみたい。300年近く経っている気にしない。それにお茶くくりの京都は見ていないことがいっぱいだから、行ける時に行く。
売茶翁の碑があることに、まず驚いた。お茶好きでなければ知らないと思う。たぶんそこが売茶翁が気に入っていた場所。何度も見ている鴨川より上流まで行ってみた。
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本当に川の側、土手の脇にあった。背後にしだれ桜が植えられていたりして、想像していたより風流だった。
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そして詩。
遊鴨河煮茶 | 鴨河に遊び茶を煮る
担茶具出蝸舎 | 茶具を担い 蝸舎を出て
択檻泉遊鴨河 | 檻泉を択んで 鴨河に遊ぶ
鼎裏非人間味 | 鼎裏 人間の味に非ず
神仙何覓瑶池 | 神仙 何ぞ瑶池を覓めん
原文だけでなく、左の碑には現代語訳と売茶翁の紹介も書かれていた。石だから雨露で汚れてしまっているのが無性にケルヒャーしたい。
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碑の前の川。鴨川の姿は下流でも好きだけど、この辺りはさらに素敵に見える。
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奥の奥まで緑が連なる感じ。
詩にはこの水も半端なくおいしいと書かれている。昔は何でも飲んだんだなと思ったけど、川や水を見て飲もうと思わない方がおかしいのかも。生物としては。
昔もそうだったのだろうけど、今でも河岸で休憩をする人がたくさんいた。散歩をする人も。いいな〜。ここで売茶翁ごっこをしてみたい。野点をするのです。