50代からの登録養成課程 50代になって大学院で学ぶということ
私は50歳を目前に、いまのままの生活の延長をすることなく、新しい学びと貢献のある環境に身を置きたいと思うようになりました。
会社からのキャリア自律の大切さのアナウンスも踏まえ、現業に加え副業による会社以外の社会貢献を目指したいと思うようになりました。そこで独学で中小企業診断士を目指し、第一次試験の勉強に着手をした際に、登録養成課程の存在を知りました。現在、第1次試験に合格し、リカレント教育の環境として登録養成課程に通っています。
このような学習環境に身をおくこと今回は自分が数年前には想像していなかった生活を今、自分が歩んでいることについて一度、現在の気持ちを書き留めます。
50歳から大学院で学ぶということ
登録養成課程に入ってから改めて感じるのは、「学ぶ環境」のありがたさです。うまく表現はできないのですが、自分が通っていた高校、大学での学びとは自分の学びに対する意識が違いますし、会社の集合研修とも参加メンバーの多様性の点でことなります。
昔、外国銀行の為替の研修に参加したことがあるのですが、その時は政府系銀行、製造業、商社、運輸などで為替を担当する若手が集まっての研修だったのですがその時の高揚感と授業の質と近しいと感じています。
大学院での学びは私のこれまで経験してきた学習塾や資格スクール、通信教育とは少し異なる学びでした。大学院の学びは解答テクニックを学ぶことや、試験の傾向と対策ではない、「本質的な学び」を積み上げることができる場だと感じています。
登録養成課程は「資格取得」と「修士の学位」につながります。これまではこの2つの取得がゴールの本質だと思っていましたが、最近は「自分自身のヒューマンスキルの向上、診断士としての実践的スキルの獲得、人脈の構築」が本質的なゴールで「資格取得」や「修士の学位」は副次的なものだと感じるぐらいになっています。
学びの楽しさ、成長をすることの楽しさを50歳を過ぎて挑戦し、体感できることは数年前には全く想像していなかった未来です。
資格の存在をしったこと、学ぼうと決意したこと、大学院を目指したこと、すべての出会いと努力の連鎖が想像していなかった環境を与えてくれるものだと改めて感謝し、引き続き学び続けていきたいと感じました。
また、負のエネルギーとまでは言い過ぎですが、20代~40代の社会人生活で必ずしも思い通りの人生を作れたわけではありません。挫折も失望も理不尽もありました。それでも歯を食いしばり、こんなはずではない、もっと自分の夢や目標を成し遂げたい、とあきらめたり投げやりにならずに強く思ったことで今があるとも思っています。
正の力も負の力も健全な力に変えて、自ら環境を手に入れることの大切さを実感しています。
最後までご覧くださりありがとうございました。