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50代からの登録養成課程 熟年離婚の世代になって思うこと

 私は25年以上サラリーマンを続けその間、結婚して子供も生まれ、いたって普通の生活をしてきたつもりでした。しかし、それぞれのご家庭にはそれぞれのドラマがあり、最近というか、ここ数年はずっと熟年離婚に関するニュースや記事がいたるところで目につくようになって久しいです。
 我が家のことは横において、今、この界隈はどうなっているのか私もあまり存じ上げないため、今回は勉強がてら東洋経済オンラインの記事を読んで最近の状況について学びつつ、感想を書き留めたいと思います。

離婚全体は減っても増える熟年離婚

 昨年度の熟年離婚は約4万組で全体が18.4万組なので2割強を占めているようです。全体では減っているが、熟年離婚は増えているのは、まずは少子高齢化、晩婚化、未婚率の上昇などで傾向的には結婚している人のうち、熟年世代の占める割合も大きくなっているのでこれは致し方ないと思います。
 そして、熟年のライフステージになって結婚を解消する人が増えているということは、何か共通的な解決すべき課題がこの世代の家族や夫婦にあるのだと見受けられます。
 思えば今の熟年世代は昭和生まれで、男性中心の社会環境で人生の大半を過ごしてきました。男女平等や多様性が求められる時代の中、昔の価値観をもった相手が家庭内で無職の老人となって持ち込んでくるご家庭が多かったのでしょう。今の時代にそぐわない夫婦関係を改善したくてもできず、解決の手段としての熟年期の離婚という人が多い印象です。

 上記から今の熟年世代にとっては、熟年離婚は1つの選択肢として成立していると感じました。結婚関係の解消によってこれまで耐えてきたものが一気に連動して解決するのでしょう。
 私自身もサラリーマン人生の先が見えた時にやり残したことの1つとして、資格取得がありました。独立も視野に入れることができる資格を取得することでこれまであきらめていたことが、一気に連動して可能性が広がると思えたので、ふと考えた時にはもう「この資格をとるしかない」と強く決意をしたのを覚えています。
 普段、色々と悩まれいた方が例えば子供が成人したりして、その後の老後生活をふっと想像したときに、急に思い立って勢いのまま熟年離婚に駆け抜ける方もいると思います。
 このように熟年離婚は決してしてはいけないことではなく、老齢期を考えた時に、昔とライフスタイルや季節の習慣、お墓などの死後の習慣などが変わってきている中で、考える1つのパターンなんだと改めて思いました。   
 もちろん、今の健康や今のライフスタイルや人間関係がこの先の10年、20年とも変わらないとは限らないです。子供や孫などとの関係も考えて夫婦関係を維持したほうが良いと感じることもあるでしょう。しかし、それでもなお、どちらか一方が極端に我慢をして成り立つ時代ではなく、合意できなければ年齢に関係なく離婚という選択肢が一般化していることを夫婦の双方ともに認識が必要のようです。

 熟年離婚のよくある理由の1つに定年退職で家に夫がいるのに耐えられないという話はよく聞きます。私個人としては、定年退職前はサラリーマンとして、リモートワークの制度をなるべく活用して、家にいて家族との会話を良い意味で増やし、そして定年後は中小企業診断士として全国、世界を飛び回るぐらいの気概で様々なことに挑戦をして、昔のように「亭主元気で留守がいい」を改めて体現できるような健康な体と適度な業務と社会貢献をしたいと思っています。 また、日ごろ私はとにかく、「ありがとう」「ごめんなさい」をこまめに伝えようと思っていたのですが、最近は言い過ぎて子供からも「感謝の言葉が薄っぺらい」と言われる始末です。。。。

 人はどのような老後を過ごせるか、未来を予知したり必ず思い通りの方向に持っていけるわけではありません。それでも目指すスタイルを固めて目指していくべきです。私は良く学び、よく遊び、よく稼ぎ、よく助けるような人生プランに向けて精進をしたいと改めて思いました。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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